2週連続優勝狙った山下美夢有はトップ10に1打届かず
強い風の中でのプレーとなった最終日、5打差を逆転した前週の「マイヤーLPGAクラシック」に続く2週連続優勝を狙った山下美夢有はフェアウェイを外したのが2回だけという安定したゴルフをしたものの、トップ10には1打及ばず。
昨年と一昨年は日本勢がメジャーで年間2勝ずつ。
一方で1977年の樋口久子さん以来、メジャー5大会では最長期間に渡って日本人優勝者がでていない大会には15人が出場し、9人が予選通過したもののトップ10に入ることはできませんでした。
その理由をスタッツから探ってみたいと思います。
伸ばしたいパー5で伸ばせていない
予選通過した日本勢のスタッツを見ると、パー5の平均スコアが良くて25位(4.81)。
優勝したユ・ヘランは4.65で5位など上位は軒並み1桁順位。この差を4日間トータルのスコアに当てはめると約3打の違いがつくことになります。
ヘイゼルティン・ナショナルは4つあるパー5のうち3ホールの難易度が低い方から3つとなっていました。
この3ホールの距離は495、532、562ヤード。
パー5ですからツーオンを狙える飛ばし屋が有利とはいえ、飛ばなくても3打目勝負でバーディーチャンスは作れるはずなので、ここできっちり伸ばせるかどうかの差が順位に現れることになりました。
“輝いていた”渋野のスタッツとは?
パー5の平均スコアが良くて25位、と前述しましたが、正確には渋野日向子が4.69で11位にランクインしていました。
さらにフェアウェイキープ率80.36%は堂々の4位。
順位は64位だったものの、今シーズンのツアーでの両部門のスタッツがパー5平均スコアは4.74で100位。
フェアウェイキープ率は69.14&で52位なのと比べると大幅に良くなっています。
LPGAツアーは1週間のオープンウィークを挟んで次は「エビアン選手権」とメジャー2連戦になります。
渋野は最近まで「全米女子プロ」と「エビアン」の出場資格がなかったのが「全米女子オープン」の17位と「ダウ選手権」の5位でポイントを稼いで資格をゲット。
順位は今ひとつでもショットを復調させるのはさすがです。
トップ10なしも、「エビアン」には影響なし?
メジャー2連戦となると、直近のメジャーでの成績が影響を与えそうです。
そこで「エビアン選手権」の過去5年の優勝者たちの直近のメジャーでの成績をチェックすると、意外にもトップ10に入っている選手はひとりもいませんでした。
LPGAツアーはトーナメントの日程(順番)が入れ替わることが頻繁にありますが、2024年に「エビアン」でメジャー初優勝を挙げた古江彩佳は、直近の「ダウ選手権」は予選落ちでした。
日本勢の中には大西洋を越えるルートではなく、一度日本に帰国してリフレッシュとともに身体はクラブのメンテナンスをして「エビアン」に臨む選手もいます。
その3週後には「AIG全英女子オープン」とメジャーが続きます。
ここでもディフェンディングチャンピオンの山下。2019年覇者の渋野を筆頭に日本勢の活躍が期待されます。
(文/森伊知郎)












