野倉 :T島さん最近ゴルフの調子が良いという噂ですが・・
T島: はい。まあ言い訳できないぐらい練習しているのですが、アイアンを替えたのが大きいかと思います。
野倉:今までは意外と重いシャフトを使っておられた記憶があります。100g台のカーボンとか。100g台のスチールとか・・
T島 :そうですね。ヘッドスピードは遅いのですが、重いシャフトが好きなのです。なかなか軽いシャフトに替えられなくて。今回70g台のカーボンという今までで一番軽いシャフトに変更しました。そしてロフトの立った飛び系のヘッドにしました。
野倉 :ヘッドは、プロギア 04アイアン(2024)でしたよね。7番で28度、今までは31度とか30度のアイアンでしたよね。1番手近く立った感じですか?“飛び系”というか“ちょい飛び系”と言った感じですね。
T島 :ヘッドサイズもひと回り大きくなって、ロフトも減りましたがボールの高さは変わらないです。スピン量もそんなに減っていないと思います。ホームコースのPAR3が全部アイアンで狙えるようになったのが嬉しいです。

野倉 :アイアン何番まで入れていますか?
T島 :6番~AWまでのセットです。6番で25度かな。アイアン型UTみたいな感じです。
野倉 :T島さんみたいに、飛距離が落ちてアイアンが飛ばなくなったので悩んで軽いアイアンに買い替えたけど、上手く打てなくなった。という悩みを抱えている方が意外と多いです。クラブ重量を軽くするにはシャフトを軽くすることがセオリーなのですが、上手く行かなかったという。
T島: 私も同じ悩みをずっと持っていました。まあ年齢的にもヘッドスピード的にもシニア用でもいいんですけど。練習場では良いのですがコースで上手く打てなくて。70g台のカーボンでも、扱いやすいものを吟味してリシャフトしました。
70gのやわらかめのカーボンにすると……
野倉: シャフトはスリリングのSYUHARIの70gですよね。SYUHARIはシャフトのカット量で硬さを決めるシャフトですが、硬さはどうしました?
T島 :フィッター金子に相談して、SR相当にしました。ちょっと柔らかめかな。カーボンシャフトは、重くするとかなり固くなってしまうのですが、手元のしなり感があってタイミングが取りやすいです。
野倉 :そうですね。T島さんみたいに軽量スチールや重めのカーボンを使っていたゴルファーが軽くしたいと言われたら、オススメすることが多いですよ。SYUHARIは手元のしなり感があって、シャフトでタメをつくってくれます。手元がしなるカーボンって少なかったのですが、最近増えてきました。
T島: アイアンセット、メーカーの純正シャフトにはカーボンもあるのですが、手元がしっかりしていて、先端が動いてボールを上げてくれる特性のものが多くて、苦手だったのです。
野倉 :そうですね。純正で装着されているカーボンシャフトは、カーボンらしいメリットを活かして高弾道にしたい意図が感じられます。手元しなり好きなT島さんとの相性は悪そうです。
T島 :そもそも、純正シャフトの種類が少なすぎて選択できない。軽量スチールより軽いけど、軽すぎても困るゴルファーには選択肢がありません。
野倉 :軽量スチールよりも軽くて、大手メーカーのアイアンセットに良く装着されている60g台のカーボンの間って需要があると思うのですが、純正シャフトでは選択肢がありません。逆に我々フィティングスタジオでは人気があるスペックです。
T島 :ここ数年で、シャフトメーカーさんも気がついて、ググッとバリエーションが増えてきました。お悩みの同士よ!今なら軽くできるかもよ!
「飛び系」を使う場合、飛ばしてやろうと思わない
野倉 :あと飛び系アイアンですが、ブームも落ち着いてちょい飛び系ぐらいが増えてます。T島さん、以前飛び系アイアンは“絶対使わない”と豪語するぐらい否定派だったですが、どういう心境の変化ですか?
T島: 実は、飛び系アイアンが出た時に飛びついたんですよ。シャフトも替えたりしていろいろやってみたけど、結局飛び系って、ロフトが2番手立っていて、長さも2番手長いという、5番なのに“7”って書いてあるだけ。ロフトを無理している分、PWより下の番手がいびつになる。“ちょい飛び系”は気持ち飛ぶぐらい感覚で余裕を持って使えるわけです。気持ちの問題ね(笑)2番手飛ばしてやろう!とか思わないのが良いね。
野倉 :確かにそうですね。イマドキのアイアンは7番30度ぐらいが標準になっています。+2度ぐらいなら、気持ち飛ぶという精神的安心感がナイスショットに繋がるという感じですか?
T島 :そうだね、今までより2番手飛ぶというより、同じ距離を余裕を持って打てれば良いという感じなんだけど、結果その分1.5番手ぐらい飛んでくれるわけです。無理していないので、スピン量も減りすぎない。
野倉 :プロギア04アイアンは、軟鉄鍛造ボディなのでライ、ロフト調整できるのも大きいポイントでしょ?T島さんはアイアンを買うたびに3度ぐらいフラットに調整していますよね?
T島 :やっぱりアイアンは、シャフト選びだけでなくライ角もしっかり調整しないといけません。必須です!大蔵ゴルフスタジオも調整できるモデルを推してますよね?
野倉 :そうです。やっぱり既製品でなくて、オーダーですからお客様にピッタリにしないと、フィティングスタジオで購入していただく意味がありませんからね。

T島 :私のようにゴルフ歴が長くて、飛距離が落ちてきてもクラブを軽くすることは難しいんです。特に地面から打つクラブは、ドライバーよりも遥かにシビアです。
野倉: T島さん、ドライバーは30g台~スチールまで普通に打つのに不思議!と思う方もいるかもしれませんが、やぱり地面から打つクラブというのは、シャフトとの相性、ヘッドの重心位置などが、入射角に影響するのでなかなか替えられないケースが多いです。T島さん、何度も失敗していますが、今回はフィッター金子のアドバイスを素直に聞いて、酔い結果となりましたね。吊るしのクラブが悪いわけじゃありませんが、実は対応できていないターゲット層が意外とあるんです。悩んでおられる方はご相談下さい。

T島氏のプロフィール
ゴルフ関連のライター、動画撮影編集、ブロガー、フォトグラファー、YouTuber的な(笑)、いろいろやってます。ゴルフ、クルマ、カメラ、音楽、映画、ガジェット、が好きです。以前は、店舗の運営、出店、立て直しを25年やってましたが、何故かこんな仕事をしています。
取材協力/大蔵ゴルフスタジオ世田谷
住所:〒156-0053 東京都世田谷区桜3-24-1 オークラランドゴルフ練習場内
営業時間:11:00〜19:00
定休日:毎週月曜日
TEL:03-6413-9272











