1イーグル&314バーディー! 最終日はツアー史上最少スコアの伸ばし合いに

65人がプレーして1イーグルとバーディーが314個。

最終日の平均スコア68.6154は1ラウンドでのツアー史上最少スコアとなりました。

そのリーダーボードを見ると通算16アンダーの6位に3年目の吉澤柚月。

15アンダーの9位タイにはルーキーの藤本愛菜と2年目の福田萌維など、トップ20に今シーズンQTを経て参戦している若手選手が6人も入っています。

2位は2年目の荒木優奈 6位に吉澤柚月 9位に藤本愛菜、福田萌維など上位に多くの若手が

2位となった3年目の荒木優奈。2023年にプロ入会した3位の仲村果乃といった優勝経験者も含めるとさらに若手選手の比率は高くなります。

だからといって今大会が若手にとってチャンスを掴みやすかった状況だったというわけではありません。

前週はフランスでメジャーの「エビアン選手権」が開催されていましたが、ここに日本ツアーから参戦した桑木志帆、佐久間朱莉と髙橋彩華の3人が全て出場。

前週の「ミネベアミツミレディス」終了時点でのポイントランキング上位30位以内が全員出場しているという、まさにフルフィールドの試合でした。

ポイントランキング上位30人が全員出場 協会主催の“メジャー級”大会

国内メジャーを除くツアーのトーナメントの主催者はテレビ局や大会名となっている企業が多い中で、この大会の主催者は日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)です。

コースセッティングは「ワールドレディスサロンパスカップ」なども担当する茂木宏美さん。

大会名になっている明治安田は、2021年からJLPGAとオフィシャルパートナー契約を締結している関係なので、まさに“メジャー級”といっていい大会です。

そこでこれだけの若手選手たちが好成績を収めたことは今後も女子ツアーで隆盛が続くことを大いに期待させるものでしょう。

2位の荒木は最終日に9バーディー!

18番パー4では2打目を1メートルにつけるなど3連続バーディーでのフィニッシュ。

最終日は優勝した阿部と同数の9バーディーを奪った荒木は「たくさんバーディーを取らないといけないと思っていたので、いい上がり方ができて良かった。後半戦に向けていいプレーができたので早く1勝できるように頑張りたいです」と話し、今シーズンは未勝利ながらもポイントランキングで6位から4位に浮上した充実感とともに、この日は逃した優勝ができれば一気に年間女王争いでトップに立てる可能性もあるだけに次戦以降での雪辱が期待されます。

6位の吉澤。9位の藤本も最終日は7つのバーディーを奪って伸ばし合いの中で順位を上げました。

前述のQTを経て参戦している選手でも藤本、吉澤、福田の3人はポイントランキング50位以内のシード圏内に入ってきています。

2週前にはルーキーの倉林紅が初優勝を挙げました。

2026年の日本女子ツアーは全37試合のうち約半分となる「明治安田レディス」で19試合が終了しました。

次戦の「大東建託レディス」からの後半戦でどんな若手の活躍や劇的なドラマがあるのかが楽しみです。

(文/森伊知郎)