頭と手首の無駄な動きを封じ込めばショートパットが驚くほど入るようになる!

短いパットほどボールがカップに入るまで頭の位置を絶対に変えない

100切りの目標をなかなか達成できない。もう少しで80台のスコアを出せそうなのにいつも90オーバー。そんな具合に壁に突き当たっているゴルファーの方々はショットにも難点があるかもしれませんが、パットでつまらないミスを繰り返しているのが大きな原因ではないでしょうか。

18ホールを通じて1~2メートルの短いパットをどれだけの確率でカップインさせることができたか。自分の目標スコアを達成するための一番のカギはそこにあるのです。1メートルくらいのパットをどれだけ外してきたか、過去のラウンドを振り返ってみてください。

ショートパットが苦手という人は、第一にストローク中に頭が動きやすい点があげられます。1メートルくらいの距離になると構えたときからカップが視界に入るので、ボールをよく見て正確に当てようと思っても目が泳ぎやすい。インパクト前に目がカップの方に行って頭が左に動いてしまうのです。

ショートパットはストローク中に目が泳いで頭がカップ側に動きやすい。

ツアープロたちもこのパットを入れれば優勝という緊迫した場面では目が泳いでしまいがちです。結果を先に見ようとするために自分本来のストロークができなくなるのです。アドレスでカップが視界に入っても、頭の位置は絶対に動かさないようにすることがとても重要です。

頭が動かなければ両目が少し動いてもOKですが、目がキョロキョロして泳いでしまうのを徹底防止するためには、カップインの音を聞くまでは両目も頭も止めたままにしておくのがいいでしょう。アドレスの前傾角度をしっかりキープして、ストロークの軌道のブレをなくせばスクエアフェースでヒットしやすくなります。

短いパットほど頭が絶対に動かないようにアドレスの位置にキープしよう。
頭が動かなければフェースの芯でヒットでき、真っすぐコロがっていく。
カップインの音を聞くまでは上体を起こさないようにすることが大事。

構えたときの右手首の角度を徹底キープすればカップイン率がアップ

ショートパットが入らないという人の第二の症例は、ストローク中に手首をこねてしまうところにあります。「ボールに正確に当てたい」、「カップに入れたい」といった心理からインパクトでフェースをボールに丁寧に当てようとして手首が折れてしまうのです。そうなるとフェースの向きにズレが生じてカップイン率が著しく低下します。

ボールにきちんと当てようとするとインパクトで手首が折れやすい。

1~2メートルくらいのパットはストロークの振り幅は小さいので、フェース面を開閉させないでストレートに動かすイメージで振りましょう。手首の使いすぎを防ぐには右手首でも左手首でもいいからアドレス時の手首の角度をストローク中も変えないようにすることが大事です。感覚を出しやすいのは右手なので、ボクとしては右手首の角度をキープするのがオススメです。

アドレス時の右手首の角度をストローク中も変えないようにすることが大事。
手首が折れなければスクエアフェースでヒットでき、カップインしやすい。

フォロースルーは小さめでも大きめでもいいです。ともかくショートパットはフェース面の管理が一番の決め手となるわけで、フェース面のズレをなくすという絶対条件を考えると頭を動かさないことと、手首の角度を変えないことの2つに行き着きます。逆に言えばこの2つの悪癖さえ解消すれば短いパットが入るようになり、自分の目標スコア達成に大きく近づけるはずです。


大西翔太
おおにし・しょうた
1992年6月20日生まれ、千葉県出身。水城高校ゴルフ部を経てティーチングプロの道に進む。日本プロゴルフ協会公認A級の資格を取得。現在はジュニアゴルファーの育成に尽力する一方、青木瀬令奈のコーチ兼キャディをつとめる。メンタルやフィジカルの知識も豊富で、安田祐香のメンタルコーチとしても24年の初優勝、25年の2勝目に貢献。