進化したのはスピンとソール、やさしい見た目なのにエグいスピン!
歴代『Hi-Toe』シリーズはあらゆるライからやさしく寄せられるウェッジとして評価されてきたが、最新作の『Hi-Toe 5』ウェッジでもっとも進化したのはスピン性能とソールグラインドだ。
今回初めて軟鉄鍛造製法が採用されたことで球の乗り感がアップ。さらに、あの“エグいスピン”がウリの「MILLED GRIND 5」(以下、『MG5』)ウェッジにも採用された「スピン・トレッド・テクノロジー」や「RAWフェース」が搭載され、ハイトウデザインによる高重心設計とあいまって、あらゆる条件下で安定したスピンコントロール性能を発揮してくれる。また、今回は寄せとバンカー専用ウェッジとしてロフトバリエーションが56、58、60度に絞られ、ソールグラインドもグリーン周りに特化した造りになっているところも特色だ。

アプローチが苦手なアマでも『Hi-Toe 5』ウェッジはこんなに寄っちゃう!

今回、『Hi-Toe 5』ウェッジを試してもらったアマチュアは、「グリーンが近くなるほど寄せたい気持ちが強くなり、焦った結果ミスが増える」という野崎博史さん。見るからに安心感のある『Hi-Toe』シリーズはずっと気になる存在だったが、最新モデルを初めて試してみると期待以上の結果が出た。ある程度クラブに慣れてもらった後、1球勝負の本番をイメージして1球ずつランダムにグリーンの4方向から打ってもらった結果、ボールは4球とも1パット圏内に集まった。
「グリーン周りのアプローチだと、ダフって飛ばなかったり、転がり過ぎてオーバーしたりするのに『Hi-Toe 5』ウェッジはソールの抜けがいいせいか縦のバラツキが少ないですね。フェースが大きく見えるし、練習したら自分のウェッジよりスピンが入って止まることがわかったので、ふだんよりしっかりめで振ってみたところほぼ狙ったところにボールを落とせました」(野崎さん)
『Hi-Toe 5』ウェッジが寄る3つの理由をツアープロコーチ奥嶋誠昭が解説

野崎さんが予想以上の結果を出せた要因について奥嶋は3つの理由を示した。一つめは『Hi-Toe 5』ウェッジを構えたときの「安心感」だ。
「グリーン周りはラフだったり傾斜だったりするのでアマチュアはどうしてもトウ側のミスが多くなります。ふつうのウェッジだとトウに溝がないので余計不安になりますが、『Hi-Toe 5』ウェッジは全面を使えるのでどこに当たっても安心。それだけでパンチが入って飛び過ぎたり、ゆるんでけっこう手前に止まったりするミスを減らしてくれます(奥嶋)

2つめのポイントはツアーウェッジ並みの「スピン性能」だ。
「指先で分かるくらいフェース面がざらざらしていて食いつきがよく、『MG5』ウェッジに負けないくらいスピンがよくかかります。しかもトウが高くて重心がふつうのウェッジよりも上にあるので打点がズレたときにもスピンが入ります。先っぽに当たってもポッコンにならないし、当たり負けして右に飛んでいくこともないので縦横両方の精度が上がります」(奥嶋)

そして3つめはソールの「抜けのよさ」。実はそこが寄せるための一番のポイントと奥嶋はいう。
「アプローチではボールとコンタクトするフェースも大事ですが、地面に当たるソールはもっと重要です。なぜならソールの抜けのよさが縦距離とスピンの安定に直結するからです『Hi-Toe 5』ウェッジの丸みのあるソールは基本的にどんなライでも抜けてくれるし、ソールはどんな傾斜でもどんな角度でヘッドを入れてもバンスを使えて、かといって邪魔することもありません。それに『Hi-Toe 5』ウェッジにはグラインドが5種類もあって打ち方やレベルに合ったソールを選べるところもポイントが高いです」(奥嶋)

誰でも寄せ名人になれる5タイプのソールグラインドが勢揃い!

それでは『Hi-Toe 5』ウェッジの5種類のソールグラインド「ATV」「ATX」「ATW」「ATS」「ATC」はそれぞれどんなゴルファーや使い方にフィットするのか。奥嶋が打ち比べて確かめた。
「『Hi-Toe 5 ATV』はバンスが強めでオートマチックに打てますが、フェースを開くと当たるところが減るのでいろんなライからコントロールショットが打ちやすくなります。ふだんはフェースをスクエアに使っているけれど、これから少しずつテクニックを覚えたい人にオススメです。
「『Hi-Toe 5 ATX』はソールの頂点が後ろにあり、ダウンブローで打つときにバンスを使いやすい形状です。バンス角自体は大きいけれど、トレーリングエッジが落としてあるので抜けがよく、フェースを少し開いて球を上げたいときにもやさしく打てます。
「『Hi-Toe 5 ATW』はソール幅が広く手前に入ってもすーっと滑ってボールにコンタクトできるし、バンカーもすごく楽に打てるモデルです。バンスがあるので60度でも当てやすいし、幅広でもソールが3段にカットされているので抜けがよく、やさしいウェッジなのにスピンが入ります。
「『Hi-Toe 5 ATS』のバンスは強すぎず弱すぎず、ソール全体に丸みがあるので前後左右どんな傾斜でも抜けがよく、フェースを閉じても開いても使いやすいモデルです。どんなグラインドが合うのか分からない場合はまずこのウェッジを打ってみることをオススメします。
「『Hi-Toe 5 ATC』は転がすときは前側、上げたいときは後ろ側といったように、ライや打ちたい球に対してどの面を使うかイメージしやすく、必要十分なバンス効果を得られる形状です。フェースを開いて使う人やいろいろなテクニックを使いたい人にオススメです。

『MG5』ウェッジ同様に、ウェッジの名匠、グレッグ・“シーザー”・シーザリオが監修した5種類のソールグラインド。様々なアプローチスタイルに対応し、あらゆるライから再現性の高いショットで寄せられるウェッジシリーズとなっている。

『Hi-Toe 5』ウェッジと『MG5』ウェッジの最強コンボが完成!

SW&LW専用設計の『Hi-Toe 5』ウェッジと組み合わせるPWやAWはどんなモデルが適しているか。奥嶋のオススメは『MG5』ウェッジだ。
「リーディングエッジがしっかり面取りされているから刺さりにくいし、角張っていないソールは抜けやすく、フェースがすっと上を向いてくれるので球が上がりやすく、やわらかい球も打てます。スピン性能や打感も『Hi-Toe 5』ウェッジと同等なので距離感を作りやすい。ツアーウェッジは難しいと敬遠しているアマチュアに試して欲しいコンボです」(奥嶋)
奥嶋オススメのウェッジセッティング


























