2打リードの17番で痛恨のダボも、プレーオフ3ホール目でバーディー奪って決着つける
2打差の首位で最終日をスタートした福田は10番までに6バーディーを奪い、一時は2位との差を3打まで広げます。
ところが2打リードで迎えた17番パー4で、右ラフからの2打目を引っかけて左のレッドペナルティーエリアに入れ、このホールをダブルボギーとしてしまいます。
先に15アンダーでホールアウトし、史上最長ブランクでの優勝を狙った木戸とのプレーオフは2ホール目までお互いにパー。
カップ位置が変わり、ティーイングエリアも前方に移された3ホール目で福田がバーディーを奪い、プロ2年目での初優勝を挙げました。
1年目117位→QTランキング54位→第1回リランキング22位から優勝へ
ルーキーだった昨シーズンはツアー9試合に出場して予選通過は3試合。
ポイントランキングは117位でした。
QTランキング54位で臨んだ今シーズンは「ヨネックス」5位などで第1回のリランキングで22位に浮上。
その後「ミネベアミツミ」と「明治安田」で2週連続トップ10に入るなど調子を上げていき、うれしい初優勝を挙げました。
会見では「優勝できたら本当にラッキーだなぐらいに考えていたので、本当にビックリ。こんなに早く(優勝)できるとは思っていなかったので、まだちょっと信じられない部分が多いです」とコメントしました。
20歳80日での初優勝
日章学園(宮崎)で菅楓華と荒木優奈の1学年下の福田は20歳80日での初優勝でした。
今シーズンの初優勝は6人目。「EARTH MONDAMIN」でのパク・ヒョンギョン(韓国)を除いて日本勢に限定してみると全員が20代前半の若さとなっています。
今シーズンはまだ途中ではありますが、日本勢の初優勝が全員20代前半、という現象は直近では2019年にありました。
「初優勝が全員20代前半」は“シブコ・フィーバー”に沸いた2019年以来
そのシーズンで初優勝の先陣を切ったのは3月の「アクサ」での河本結でした。
そして5月には国内メジャーの「サロンパス」では渋野日向子が初優勝します。
3戦後の「リゾートトラスト」でも原英莉花が。
その後も小祝さくら。稲見萌寧。淺井咲希。柏原明日架。古江彩佳とそうそうたるメンバーが初優勝を挙げています。
渋野は同年に「全英女子オープン」にも優勝して「スマイリング・シンデレラ」として世界に名前を知られて一躍、時の人に。
これで“シブコ・フィーバー”が起こると、その後も「黄金世代」や「プラチナ世代」の活躍が続き、今も続く女子ゴルフ絶頂期の礎になったともいえるでしょう。
渋野日向子と古江彩佳がメジャー制覇 5人がアメリカへ渡った「2019年初優勝組」
「2019年初優勝」組は渋野と古江の2人がメジャーを制し、実に5人がアメリカLPGAツアーに渡りました。
それから7年が経ち、次の世代ともいえる20代前半(加藤麗奈は19歳!)の選手が初優勝していることは、今後も女子ゴルフの中心的存在となるであろう選手たちが順調に育っていることを示しています。
「なるべく早く行って経験をたくさんしたいので、来年には(LPGAツアーの)予選会を受けたいと思っています」と話した福田も海外志向が強い選手のひとり。
「2026年初優勝組」が今後どのような活躍をするかが楽しみです。
(文/森伊知郎)
2019年初優勝選手
| 選手名 | 初優勝大会 | 年齢(初優勝時) |
|---|---|---|
| 河本結 | アクサレディス | 20歳214日 |
| 渋野日向子 | ワールドレディスサロンパスカップ | 20歳178日 |
| 原英莉花 | リゾートトラストレディス | 20歳107日 |
| 小祝さくら | サマンサタバサ | 21歳97日 |
| 稲見萌寧 | センチュリー21 | 19歳364日 |
| 浅井咲希 | CAT Ladies | 21歳73日 |
| 柏原明日架 | ミヤギテレビ杯 | 23歳242日 |
| 古江彩佳 | 富士通レディース | 19歳146日 |
2026年初優勝選手
| 選手名 | 初優勝大会 | 年齢(初優勝時) |
|---|---|---|
| 吉田鈴 | ヨネックスレディス | 22歳106日 |
| 倉林紅 | 資生堂・JALレディス | 21歳6日 |
| 加藤麗奈 | 大東建託・いい部屋ネットレディス | 19歳143日 |
| 吉澤柚月 | 北海道 meiji カップ | 22歳259日 |
| 福田萌維 | ゴルフ5レディス | 20歳80日 |
※2019、2026年とも日本勢のみ掲載














