「ハイトゥ 5」は名前の通りのハイトゥ形状と波状のミーリングが特徴。

「ハイトウ 5」は、その名の通りのハイトゥ形状と、フェース全面溝、フェース部分ノーメッキ仕様、そして、波状のミーリングと5種類のソールグラインドが特徴です。

ハイトウ形状はフェースを開いた時に、球が当たる部分が広くなるので、安心してフェースを開けることがメリットです。また、必然的にトゥの上側が重くなるので、高重心になって、スピンがかかりやすくもなります。

ノーメッキ仕様と波状のミーリングでもスピン性能が増します。実際に試打した時にも、球の乗り感が強く、低く飛び出してスピンが効いた球が出ました。また、ノーメッキ仕様なので打感も軟らかくなっています。

ハイトゥ形状は、フェースを開いた時や、カット軌道で振った時に球が当たるエリアが広くなる。また、ラフでボールが思ったよりも浮いていると打点がフェースの上にズレるので、こんな時にも有効。

「ハイトゥ 5」はスピンがかかりやすい基本設計になっていますが、目的や自分の打ち方とグラインドが合っていないと、高いスピン性能を生かせません。

そこで、5種類のグラインドをすべて試打して、それぞれのグラインドの特性を紹介します。

ウェッジを得意とする高橋良明プロが、5種類のグラインドを試打して、どんな人に合うのかを解説。

■ATSグラインド(カスタムのみ)

入射角を選ばないオーソドックスなタイプ

オーソドックスな削り方で、スクエアに構えても、少しフェースを開いても使いやすいグラインドです。ミッドバウンスで適度にバウンスが効きます。極端に急とか、極端に緩い入射角でなければ、誰でも使えるグラインドです。

■ATCグラインド(カスタムのみ)

浅い入射角にマッチしたタイプ


5タイプの中で、最もローバウンスで削りも多くなっています。バウンスの効きはかなり控えめなので、浅い入射角や薄い芝にマッチします。思い切りフェースを開いても、バウンスが邪魔になりません。入射角の浅いテクニシャン向けです。

■ATVグラインド

沈んだライで打ちやすいタイプ


ソールの真ん中が凹んだ特徴的な形状です。スクエアに構えて打つと、リーディングエッジがボールの下に潜り込んでから、少し遅れてバウンスが効きます。洋芝でボールが沈んだライで打ちやすいタイプです。フェースを開くとバウンスの効きが弱くなります。緩い入射角にマッチするタイプです。

■ATXグラインド

急な入射角にマッチ。バンカーでも使える。


ややワイドなソール幅で、リーディングエッジ側とトレーリングエッジ側を落としたグラインドです。ソール中央の平面部分を広く残しているのでバウンスの効きが強めになります。入射角が急な人に合います。バンカーでも使えるタイプです。

■ATWグラインド

バンカーで使いやすいワイドソール


5タイプの中で最もソール幅が広く、バウンスも大きいタイプです。バウンスの効きが強いのでバンカーや軟らかいライ、ラフで使いやすいタイプです。バンカー用としての使用ならば入射角は選びませんが、基本的には急な入射角にマッチします。スクエアに構えて使いやすいタイプになります。

試打・解説/高橋良明(たかはし・よしあき)

1983年生まれ、東京都出身。2013年プロ入会。ツアーにチャレンジする傍ら、多くのゴルフメディアでクラブの試打を行って来たベテランテスター。DSPEゴルフスタジオ、ヘッドコーチ。