どうなる「TOTOジャパンクラシック」最終日

岩井明愛は優勝でもポイントゼロ!! 畑岡奈紗も原英莉花も… どういうこと??

強風が吹き、メジャー3勝のミンジ―・リーがこの日全体ワーストの79を叩き、先週マレーシアで勝った山下美夢有も日本ツアーでは一昨年の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」最終日以来となるオーバーパー(73)となった3日目に6バーディー、ノーボギーの66と伸ばして単独首位に立ったのは岩井明愛でした。

「(強風で)難しかったけど、自分のプレーというか攻めるプレーができました。取りたいところで取れていたと思います」と振り返り、最終日へ向けては自分のやるべきことに集中します」と話しました。

優勝ならLPGAツアーのポイントランキングは13位からトップ10に浮上し、日本ツアーでもランクアップ、と思いきや、日本ツアーへのポイント加算は優勝でも「ゼロ」なのです。

これは、いったいどういうことなのでしょう。

これは規定で、アメリカを主戦場とする日本勢が「TOTOジャパンクラシック」の成績による日本ツアーのポイントを獲得する条件は「日本ツアーの資格(富士通レディース終了時点のポイントランキング上位35人)で出た選手で、富士通時点のランキング最下位だった選手(38位の天本ハルカ)のポイントを上回っていること」という条件があるためです。

これを満たすのは山下(20位)と古江彩佳(36位)だけで、他の選手は優勝でも、順位による獲得ポイントはゼロとなります。

3日目を終えての上位には2打差の3位に原英莉花。3打差の5位に畑岡奈紗。5打差の9位には勝みなみがいますが、全員が順位にかかわらず日本ツアーへのポイント加算はありません。

最終戦の出場権 シード争いへの影響は? 

明愛はポイントランキング44位なので年間女王争いなどには影響ありません。

ですが、もしポイントが加算されていたら影響があったのは出場資格がトーナメント優勝者やポイントランキング上位など40人に限られる最終戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」やシードを争う選手でした。

シードを争う選手は「TOTO」には出られていません。

ちなみに畑岡はちょうど50位なので、ボーダーライン近辺の選手は急に上がってしまう…ということを心配する必要はありません。

桑木志帆の“最速女王”の可能性は?

また桑木志帆は、2006年の大山志保以来の早さとなる今大会(当時の大会名は「ミズノクラシック」)での年間女王決定の可能性があります。

ただしその条件は順位がランキング2位の佐久間朱莉を上回り、なおかつ21.38ポイント以上の差をつけること。

3日目を終えての順位は佐久間が12アンダーの5位。桑木は5アンダーの34位なので、来週以降に持ち越しとなる可能性が高そうです。

昨年は最終ラウンド中止で畑岡と荒木優奈のプレーオフ決着に

昨年の大会は悪天候で最終ラウンドが中止となり、首位で並んでいた畑岡と荒木優奈のプレーオフ決着になりました。

晴れて強風も収まる見込みの今年の最終日はどんなドラマが待っているのでしょう。

(取材・文/森伊知郎)