飛ばしの異色レッスン|右足親指で飛距離が20ヤードアップ!!
本気で飛ばしたい! あなたのための飛距離アップ4大レッスン PART4
右足の親指をグッと踏み込んで胸椎を素早くターン
「ストレートパンチの要領でスイングしたら、飛距離が270ヤードまで伸びました」と明かすのはプロボクサーからゴルフコーチに転身した神藤太志。ボクシング出身のイアン・ウーズナムがマスターズで優勝した場面を見て感銘を受けたのがゴルフを始めたキッカケだそうだが、飛ばしのスイングはボクシングの強烈なパンチと共通点が多いという。そのポイントを訊いた。
GOLF TODAY本誌 No.587 48〜55ページより
ゴルフを始めた頃の私は230ヤードしか飛びませんでした。そこで効率のいいカラダの使い方を追求してボクシングとゴルフスイングの関連性に着目したところ、この2つには多くの共通点があることを発見したのです。
一番のポイントはボクシングのストレートパンチのように、トップからダウンスイングへと切り返すときに右足の親指をしっかり踏み込んでいくこと。「右足の蹴り」とよくいいますが、右カカトを浮かせるように蹴り上げるのではなくて、右足親指を下に向かって踏み込むのが正しい動きです。その動きと連動して右股関節を入れていきます。股関節は「回す」というよりも、グッと押し込むように「ネジる」という感覚です。
そのためにはアドレスで肩甲骨を下げて構え、バックスイングで深い捻転を作ることが大前提です。そうすれば切り返しでの右足親指の踏み込みとカラダの捻り戻しの動きがリンクし、大きなパワーが生まれます。肩甲骨が上がった構えでは捻転不足を招き、ダウンスイングでクラブはアウトサイドから下りてパワーをロスしてしまうことになります。