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ヘッドスピードとミートを両立!『ヨコ+タテ』のマッチングで飛ばせ!

本気で飛ばしたい! あなたのための飛距離アップ4大レッスン PART2

2021/05/21 ゴルフサプリ 編集部

ヘッドスピードを上げることとミートロスを減らすことが飛距離アップの2大条件。「両立させるには、体のヨコ回転とクラブのタテ移動のマッチングが欠かせません」と関。というわけで、プロが普通にやっている2つの動きを再現し完成させようというのがこの企画。まずはヨコ、次にタテの順に身につけマッチングさせよう。

GOLF TODAY本誌 No.587 22〜35ページより

ボディはヨコ回転+クラブヘッドはタテ移動=ロスなく飛ばせる

ゴルフスイングは実はとてもシンプル。ヨコとタテの動きのマッチングによって構成されているんです(関)。

【ヨコの習得1】ハーフウェーバックで右のヨコ回転は終了

左腕が地面と平行になったら右へのヨコ回転は終了。骨盤ごと右を向けば肩も回りきる。ここから先はタテの動きの領域になる。

右股関節を中心に右回転のイメージでバックスイング

まずはヨコの動きで体の回転スピードを上げましょう。

テークバックでクラブを手で上げるのは論外、肩を回すのもダメで、体幹(腰からお腹、骨盤など意識しやすい部分)を右に回します。その際、左のお尻から動かすとうまくターンできます。

こうするとハーフウェーバックで右回転が終了します。「体はトップで90度回るからここでは45度」ではなく、すでに90度回っていなければいけません。体幹が回ると上に乗った肩も一緒に回るので、右ヒザの上に左肩がきます。

背骨を軸に回ると、右腰が引けて右ヒザが伸びやすく、体重移動を意識するとスエーするので、テークバックからバックスイングでは右股関節を中心に回るイメージで左のお尻から動き始めましょう。

練習では左腕が地面と平行になった時にボディターンが終わっているかをチェックしてください。

ヨコ回転は「お腹やお尻」といった体幹部を回すこと

スイングのヨコ回転とは、お腹やお尻や骨盤といった体幹部を回すこと。そこがターンすれば胸や肩も自然に回る。

肩を回すだけでは「体は回りません」

手首を使ったり肩の回転でテークバックすると体が回らない。

Point1|"左のお尻"から動かす

最初にピクッと動くのが左のお尻。クラブヘッドでも肩でもなく、この動きがテークバックのきっかけになる。

Point2|右ヒザと左肩が一直線上

体幹が右を向ききったところからトップまでは、右ヒザと左肩が一直線上に位置するのが目安。
体幹によるヨコ方向の回転は、子どもが“イヤイヤ”をする時の動き。

【ヨコの習得2】切り返しからのヨコ回転で上下の捻転差を作る

切り返しで体幹を左にヨコ回転させて、上下の捻転差を作る。

左股関節を軸に骨盤ごと左に向けるように動く

飛ばすには上半身と下半身の捻転差が必要ですが、アマチュアの多くはバックスイングで腰を止め、肩を回す形で捻転差を作ろうとします。

トップで肩が90度、腰が45度回る形ですが、これは20年前に主流だったショルダーターンスイングの手法で、体に柔軟性がないとできません。

とはいえ、バックスイングでヨコ回転すると骨盤ごと右を向くため捻転差はできません。どこで作るかといえば切り返し。ここでクラブをトップにキープして体幹を左にヨコ回転させると、肩、腕、クラブが遅れて上下の捻転差ができます。

ここではテークバックとは反対に右のお尻から動かし、左股関節を軸に骨盤ごと左に向けるように動きます。ボールを投げる時、腰を目標に向けてから腕を振るのと同じです。

Point1|"右のお尻"から動かす

切り返しは右のお尻から始動して体幹を左にヨコ回転させる。
ボールを投げる時に目標方向に足を踏み込み、腰をヨコに回してから腕を振るのと同じ。
左股関節を軸に骨盤ごと左を向けるイメージ。軸を変えてヨコ回転するとスエーせずに体重移動できる。

ヒザが飛ばしたい方向を向き右足がめくれる

左ヒザがスエーすると右ヒザにつかない。また、右ヒザが内側に入ると右腰が下がってヨコ回転できない。

Point2|フィニッシュで両ヒザが目標を向くのが正解

フォローからフィニッシュでは左右の太モモの間にスキ間ができない。
正しくヨコ回転できるとフィニッシュで両ヒザが近づき目標を向く。

Point3|フォローでは左ヒザの上に右肩

バックスイングの裏返しで、フォローで右腕が地面と平行になった時、左ヒザの上に右肩がくる。

これで『ヨコ』をマスター!

【1】腰にクラブをあててヨコ回転してみよう

写真のように腰にクラブをあてがった状態で、体幹をヨコ回転させる。クラブの向きで腰が正しく左右に回っているかがわかる。

【2】両足を揃えてボールを打ってみよう

両足を揃えてティアップしたボールを打つ。スリークウォータースイングで打ち、着弾するまでボール見る。ヨコ回転できないとフィニッシュで止まれない。

【タテの習得1】コックしてヘッドをタテに上げる

体幹が右を向ききったら腕と手でクラブを上げる

体幹の右回転が終わったところからトップに向かうには腕を上げるしかない。コックが伴うことでヘッドの運動量が増える。

ヒンジとロールをなくしてクラブをタテに上げる

バックスイングで体幹が右を向いたら、腕を上に動かしてクラブヘッドを上げます。左ヒジはなるべく伸ばしたままで上がるところまで上げる。これがバックスイングのタテの動きです。

腕をしならせるように使えると、途中でコックが入ってトップが決まります。できない人はコックをしましょう。

手首と腕の動きには、コック(手首を親指側に折る)、ヒンジ(手首を手のひら側及び甲側に折る)、ロール(ヒジから先が左右に回転)の3つがありますが、スイングで必要なのはコックだけ。ヒンジはフェース面の開閉、ロールはクラブを寝起きせるので軌道、入射角ともバラバラになります。

ヒンジとロールを極力なくせば正しい方向に手首をスナップ(リリース)できます。タテに上げる段階ではコックだけ意識してクラブを右肩方向に上げましょう。

タテの動きは手と腕で行う

バックスイング側、フォロー側ともヨコ回転が終わったら手首をコック。バックスイングで左ヒジはなるべく曲げない。

Point1|腕でクラブをV字に上下させる

ヒジの曲げ伸ばしと手首のコックを併用、体の正面でV字にクラブを上げ下げするのがタテの動き。

Point2|コックだけでクラブを上げる

手首が制御するタテの動きはコックだけ。テークバックで手のヒラ側や甲側に折れてはダメ。両ヒジから先のロールも極力抑えたい。
手首が親指側に折れるコック以外は入れないようにする。

Point3|バックスイングで腕をしなやかに使う

写真はテークバックからトップまでのタテの動き。腕をしなやかに使えると、トップに向かってオートマチックにコックが入る。

【タテの習得2】右ヒジを曲げてクラブを下ろす

コックしたまま曲げた右ヒジを体の前に下ろしリリースを遅らせる

肉体改造したデシャンボーも飛ばしに不可欠な動きは忠実に行っている。

ダウンスイングではコックを解かず手元をタテに下ろす

ボールを遠くに投げるときは、先に体幹を回し、手元を遅らせて最後にボールを放します。

スイングも同じで、動力源の体幹が動いてから腕を伸ばしてクラブをリリースします。

金槌で釘を打つ場合、腕を伸ばしたままでは頭の運動量が少なくスピードも出ませんが、スイングで言うコックを入れて手首を使うと、頭の運動量が3~4倍になってスピードアップします。

この原理をダウンスイングに応用します。すなわちコックを解かず、右ヒジを曲げたままクラブを下ろしてリリースを遅らせるのです。

言い換えればコックしたまま手元をタテに下ろせばいい。飛ばない人はこうならないのでリリースのタイミングが早くなります。そのためダウンスイングでヘッドスピードが最速になり、減速した状態でインパクトしているのです。

コックがないとヘッドの運動量は少なくなる。
コックを保ちリリースを遅らせるとヘッドの運動量が多くなり、最速でインパクトを迎えられる。

Point1|右ヒジを体の前に下ろすイメージ

ヨコ回転にクラブのタテの動きを連動させるには、右ヒジを曲げたまま体の前の方に下ろすイメージをもって練習するといい。
リリースのタイミングが早いとインパクト前にヘッドスピードが最大になってしまう。

Point2|ギリギリまでリリースしない

リリースが早い人は、自分の中での限界ギリギリまでコックを解かずにクラブを下ろしてみる。体の前でリリースされ、インパクト前にヘッドスピードがマックスになる。

これで『タテ』をマスター!

【1】壁に当てないようにクラブを下ろす

クラブを逆さに持ち、壁を右にしてワンアームの距離に立つ。その位置でトップを作り、ゆっくりダウンスイング。クラブが壁に当たらないように下ろす。リリースが早いと壁に当たる。

【2】左足前のボールを打つ

PWで左足の前に置いたボールを打つ。ソール位置はセンターでOK。ダフらないためには、レイトリリースしてハンドファーストに打つしかない。ダフったらリリースが早いということ。

"7つのポジション"でフェースの向きを確認

ヨコとタテ。ちゃんとできているかをチェック!!

過剰なフェースの開閉をなくす

「ヨコ」と「タテ」の動きが的確かを目視するには、スイング中のフェース向きをチェックします。7つのポジションで、自分から見たフェースの向きを時折確認しましょう。

ちなみにフッカーは、どこかでフェースが開く動きが入り、クラブを下ろす段階でフェースを閉じます。一方、スライサーはフェースを閉じる動きがありませんが、いずれも手を使っています。「タテ」が正しく動くとこれがなくなり紹介したフェース向きになります。

ポジション1|アドレス フェースのラインは12時を指す

ポジション2|ハーフウェーバック フェースのラインは11時を指す

ポジション3|トップ フェースのラインは4時を指す

ポジション4|ハーフウェーダウン フェースのラインは11時を指す

ポジション5|インパクト フェースのラインは12時を指す

ポジション6|ハーフウェーフォロー フェースのラインは11時を指す

ポジション7|フィニッシュ フェースのラインは7時を指す

ヨコとタテがマッチした飛ばせるスイングは大きな円で上がり、小さな円でクラブが下りてくる

飛ばせるスイングは例外なく、バックスイングよりダウンスイングの円弧が小さい。「ヨコ」と「タテ」をマッチさせ、フォローに向かって大きな円を描くイメージをもとう。

バックスイングとダウンスイングの道幅の差を大きくする

「ヨコ」と「タテ」がマッチングすると、ダウンスイングでクラブが体の近くを通るため、ヘッドが描く円弧が小さくなります。これはヘッドが早く下りず、いいタイミングでヘッドスピードが最速になることの証左です。両者のバランスが悪く、特にアーリーリリースになると右ヒジが伸び、コックも解けてダウンスイングの円弧が大きくなります。

大きな円で上げて小さな円で下ろす。バックスイングとダウンスイングでヘッドが通る道幅の差が大きいほど飛びます。

■ 解説
関 浩太郎(せき・こうたろう)
1974年生まれ。15歳でゴルフをはじめゴルフ場研修生を経て渡米。最新のスイング、クラブ、トレーニング、メンタル理論を学びつつプロツアーを転戦した。帰国後は有名クラブ職人の元でフィッティング、クラフト技術を習得。ギア、スイング両面から多角的にアマチュアを指導する。SEKIGOLFCLUB(東京・目黒)主宰。

取材協力/井山ゴルフ練習場

●本気で飛ばしたい! あなたのための飛距離アップ4大レッスン
Part1:目指すのはヘッドスピードUPより、ボール初速UP!短尺なら、もっと飛ばせる!
Part2:ヘッドスピードとミートを両立!『ヨコ+タテ』のマッチングで飛ばせ!
Part3:飯島茜がレッスン! 初心者でもすぐにできるドライバーの飛距離アップ練習法!!飛ばしのアドレスチェック 即効ドリル20
Part4:飛ばしの異色レッスン|右足親指で飛距離が20ヤードアップ!!

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