【フォーティーンが劇的に復活した背景に迫る】新時代の名器にも竹林隆光の哲学
鹿又芳典 × フォーティーン CROSS TALK 【PR】
1年間に1000本以上のクラブを試打している鹿又芳典が、ここ数年のアイアンで最も驚いたと語った
フォーティーンの『TB- 5フォージド(以下、TB- 5)』。約10年前まで低迷していたフォーティーンがどのように復活して、新しい名器を生み出せるメーカーになったのか。今回は『TB- 5』の企画担当者からその理由を探るためにフォーティーン本社を訪ねた。
取材・構成・文/野中真一 撮影/PMT
鹿又 フォーティーンの本社に来たのは約7年振りですが、すごく変わりましたね。開発部門に最新の機材が入っていたり、ショールームが新しくなったり、綺麗な会社になっていました。
池田 ありがとうございます。7、8年前は1番苦しい時代だったと思います
鹿又 僕らの世代はフォーティーンと言えば創業者の竹林隆光さん。竹林さん2013年に亡くなって以降は少し元気がなかったように見えたのですが、実際はどうだったのですか?
池田 今だから言えますが、当時は会社として迷走していましたし、お客さんにも飽きられていたと思います。業績も苦しかった。竹林が亡くなった後、2018年にはクラブの開発担当者も退職しました。私は入社して20年以上になりますが、あの頃はどん底でした。