完全復活! タイガー・ウッズ、現地取材陣が語ったテレビに映らない真相(4/5)
タイガー・ウッズ マスターズ詳細|TIGER IS BACKの裏側 Part4
タイガーの最終組が15番をプレー中、首位タイには5人が並ぶ混戦状態だった。
過去14勝のメジャーではすべて逃げ切りだったタイガーはいかに初の逆転で、復活優勝を飾ったのか?
TIGER IS BACKの裏側
●Part1:タイガー・ウッズ 完全復活!
●Part2:テレビに映らなかった全18ホールのドラマ
●Part3:運命のパー3
●Part4:10年前とは別人!
●Part5:新ライバル
TIGER IS BACKの裏側【スイング&データ】|10年前とは別人! 静かなフォローでパーオン率1位に!
右手を返さずにストレート抜く!
10年前にはフォローで右手を返すときもあったが、今年のマスターズでは右手の角度がフォローでも目標方向をキープしている。
3日連続で パーオン率8割超え!
過去に4度、マスターズ制していた頃はドライバーで豪快に飛ばして、アイアンでは強烈なスピンをかけてパトロンを沸かせていたタイガー。しかし、今年のオーガスタでは、正確にグリーンをとらえるショットでパトロンを沸かせていた。43歳のタイガーは飛距離では全体の44位、FWキープも47位だったが、パーオン率は1位!
4日間の総合で唯一、パーオン率が80%を超えていて、2日目、3日目はともに89%という驚異の数字を残していた。タイガーのスイングについて人気のティーチングプロ大本研太郎は、
「すごく体重移動が小さくなって、体への負担が小さいスイングになっています。ケガをしていた10年前は、体が回らないので手首を強引に返して打つシーンも目立っていました。しかし今年のマスターズを見ると、手首を返すのではなく、右腕をヒネるようにフォローまで行くので、すごく静かなフォローになっています。体重移動をすると重心は動いてしまいますが、腕をヒネる動きは重心が動きません。だから、体への負担がない効率的なショットが打てるのです」
スイングでも“動から静” に変わったタイガー。次のメジャー勝利も近い!?
GOLF TODAY本誌 No.564 142〜147ページより