完全復活! タイガー・ウッズ、現地取材陣が語ったテレビに映らない真相(5/5)
タイガー・ウッズ マスターズ詳細|TIGER IS BACKの裏側 Part5
タイガーの最終組が15番をプレー中、首位タイには5人が並ぶ混戦状態だった。
過去14勝のメジャーではすべて逃げ切りだったタイガーはいかに初の逆転で、復活優勝を飾ったのか?
TIGER IS BACKの裏側
●Part1:タイガー・ウッズ 完全復活!
●Part2:テレビに映らなかった全18ホールのドラマ
●Part3:運命のパー3
●Part4:10年前とは別人!
●Part5:新ライバル
TIGER IS BACKの裏側【新ライバル】|ここ1年は大舞台で直接対決に。タイガーとモリナリの不思議な縁。
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2018 全英オープン
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2018 ライダーカップ
モリナリの初優勝はタイガー主催試合
マスターズの最終日が3人でのペアリングとなったのは史上初。それは雷雨予報に備えての措置だった。もし例年通りの2人組であればモリナリとフィナウの2人が最終組だったが、今年は3人ペアとなった運命でタイガーが入ったのだ。
タイガーが本格的にツアーに復帰してから約1年半が経つが、実はモリナリとの縁を感じる試合が多い。昨年7月にはモリナリがメジャー初優勝した「全英オープン」の最終日にタイガーと同じ組で優勝争いをしていた。そして、9月の「ライダーカップ」でもモリナリとタイガーはチーム戦で直接対決をしていた。
そもそも、モリナリは18年「クイッケンローンズ・ナショナル」でPGAツアー初優勝を飾ったが、それはタイガーが主催する試合であり、表彰式ではタイガーから優勝カップを受け取っていた。
さらに遡ると、モリナリが初めてマスターズの舞台に挑んだのは06年に兄エドワルドのキャディをしたとき。その初日に同じ組で回ったのがタイガー・ウッズだった。
なぜか大舞台で縁がある2人。今後はメジャーでの新ライバル対決になるかもしれない。
日本人は36年ぶりに3人が決勝に!
4人が出場した日本勢は、36年振りとなる3人が決勝ラウンドに進出。2日目を終えてギリギリで予選突破を果たしたアマチュアの金谷は、3日目に「68」をマークして、39位タイに浮上。また3日目は松山も8バーディを奪ってスコアを伸ばしたが、最終18番でのダブルボギーが致命的だった。小平はドライバーの調子が悪く3日目にはわずか2ホールにドライバーを制限していたが、アイアンではスーパーショットを見せた。初出場の今平は初日の「76」が響き予選落ちし、海外メジャー初の予選通過は叶わなかった。
松山英樹 32位
「練習日に感覚がズレた」
残念です。ここ(マスターズ)に来て、練習日に感覚がズレてしまったことが一番、悔しいです。
金谷拓実 58位
「次は全英オープンへ」
最終日はグリーンが乾いた感じで上手くタッチを出せなかったです。次の「全英オープン」はもっと上位を狙いたいです。
小平 智 61位
「ドライバーだけ気持ち悪い」
3日目はドライバーをなるべく使わないようにしたら、意外と多くのホールでバーディチャンスにつけられました。
今平周吾 予選落ち
「アイアンの高さを!」
オーガスタはランが出ないので、飛距離がないと厳しい。アイアンももっと高さがあればバーディを狙えると痛感しました。
オーガスタ女子アマで3位!
安田祐香
「マスターズ」の前週に開催された「オーガスタナショナル女子アマ」では、安田祐香が3位と大健闘!
GOLF TODAY本誌 No.564 142〜147ページより