ゴルフ90切り|アプローチショットの打ち方【基本と応用】 PART2(3/7)
30ヤードからの状況別アプローチ|私のキホン
アプローチの中でもグリーン周りではなんとなくチョコン打ちで寄せられて、90ヤード残ったら58度のフルショットで簡単にオンできちゃうイメージ。しかし、30ヤードは意外にも加減が難しくて方向性もバラバラになりがち。
そんな30ヤードをキーワードに前回に続き、平らなライからのキホンを勝みなみがレッスン!
▼状況
・ピンまで30ヤード
・平らなライ
・花道
勝みなみ|クラブに余計な仕事をさせないために落とし所を素振りでイメージできたらそのまま打つ!が私のキホン
落とし所を決めていかに素振り通りに打てるかが大事
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❶素振りで振り幅をイメージをしたら
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❷フィニッシュで落とし所のイメージを固めて
アプローチではボールの落とし所に集中して打てるかが大事です。その落とし所をイメージする大事なポイントは素振りです。私の素振りは1度振り幅を確認したら落とし所を決めて、そこに落とすことだけを意識します。ここでピンの方向を見てしまうと、意識がピンの根元にいってしまうので、ピンを見るのはほんの一瞬。試合中でも、私が顔を上げて飛球線方向を見ている時は、大体落とし所を見ている時です。
あとは、そのイメージを持ったまま、いかに素振りと同じ動きをできるかがポイント。そのためには手首は固めたままだったり、体重移動を意識しなかったりと自然体のスイングができるように心がけています。
《体重移動》左に移動することは考えないクラブの重さだけで移動
少しコロがしたい場合は、右から左に体重移動をすることでヘッドスピードも出るので球もそれだけコロがってくれますが、30ヤードであれば、クラブの重さに対して、自然に体が動く振り幅で移動すると程よくスピンもかかり、安定した球が打てます。
《フェース向きとクラブの使い方》インパクトから40㎝はフェースを目標に向けたまま、軌道は球を運んでいくような滑らかなU
❶ 手首を使わないから、体の回転と一緒にグリップを回す
❷ カラダの回転と同調してフェースがターンしていく
❸ ハンドファーストで構えているから、これ以上上から打ち込まない
❹ インパクト後40㎝程度は、フェースの向きを変えない
勝みなみ(明治安田生命)
1998年7月1日生まれ。鹿児島県出身。2014年には史上4人目のアマチュア優勝を成し遂げ、17年にプロ転向。今季はすでに2勝を挙げ、アマチュア優勝を加えると、通算4勝。
■30ヤードからの状況別アプローチ|私のキホン
・平らなライからの30ヤード(1/2)|勝みなみ
・平らなライからの30ヤード(2/2)|勝みなみ
・左足下がりの30ヤード|山内日菜子
・超ラフからの30ヤード|野澤真央
・バンカー越えの30ヤード|丹 萌乃
・バンカーからの30ヤード|臼井麗華
イラスト/庄司 猛
取材トーナメント/NEC軽井沢72ゴルフトーナメント ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント
GOLF TODAY本誌 No.569 34~47ページより