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ゴルフ90切り|アプローチショットの打ち方【基本と応用】 PART2(2/7)

30ヤードからの状況別アプローチ|私のキホン

2019/11/05 ゴルフサプリ編集部

アプローチの中でもグリーン周りではなんとなくチョコン打ちで寄せられて、90ヤード残ったら58度のフルショットで簡単にオンできちゃうイメージ。しかし、30ヤードは意外にも加減が難しくて方向性もバラバラになりがち。
そんな30ヤードをキーワードに今回は平らなライからのキホンを勝みなみがレッスン!

キュキュッとグリーンで止まる球を打つためのキホン

▼状況
ピンまで30ヤード
平らなライ
花道

勝みなみ|フォローでフェースターンをしないよう、ただボールを右に置いて、手首を固めるだけが私のキホン

余計な思考は排除してスイングは考えない

フワッと高く上げるアプローチよりも、この場合は低く出して、グリーンでキュキュッと止めるような球のほうが簡単です。

高く上げようとすると、開いて構えたりとか、バックスイングをちょっと外に上げてとか、こういうふうにヘッドを返してとか、考えなければならないことが多くあります。でも、この場合はただボールをいつもよりも右側に置いて、手首を固めて打てれば自然に20ヤードのキャリーと10ヤードのランが出てくれます。私は、アプローチではスイングのことを考えないで、落とし所だけに集中して打つことを1番大事にしています。

《グリップ》吹け上がりをなくすために、グリップは短く

いつもどおりのグリップだとヘッドをすくい打つような動きが出てしまい、球が吹け上がるのを防ぐために、イオミックさんのロゴが隠れるか隠れないかくらいのところを握っています。

《スタンス》30ヤードはこぶし1個分開く

30ヤードだったらスタンスは狭めで、こぶし1個分ほど開きます。あまり大きく開きすぎても体が回らなくなりますし、逆にこれ以上狭めるとスイングに対してのバランスが取れなくなってしまいます。

《ボール位置》止めたい時は右親指の延長線上

スピンはフェースの上を球がコロがることでバックスピンがかかるので、ヘッドの入射角が鋭角になるように、止めたい時は右親指の延長線上に球をセットします。逆にコロがしたい時は、球を真ん中にセットして、ヘッドの最下点で球をとらえるようにします。

勝みなみ|平らなライからの30ヤードに58度を使う理由

58度を使用して、距離感は振り幅で調整します

私は10ヤードから80ヤードくらいの花道だったら全て58度で、振り幅だけを変えて距離を調整しています。あと、58度は多様なショットが打てる分、一番練習することが多いので、一番親しみもありますね。

「一番練習するクラブです」

勝みなみ(明治安田生命)
1998年7月1日生まれ。鹿児島県出身。2014年には史上4人目のアマチュア優勝を成し遂げ、17年にプロ転向。今季はすでに2勝を挙げ、アマチュア優勝を加えると、通算4勝。

30ヤードからの状況別アプローチ|私のキホン
平らなライからの30ヤード(1/2)|勝みなみ
平らなライからの30ヤード(2/2)|勝みなみ
左足下がりの30ヤード|山内日菜子
超ラフからの30ヤード|野澤真央
バンカー越えの30ヤード|丹 萌乃
バンカーからの30ヤード|臼井麗華

イラスト/庄司 猛
取材トーナメント/NEC軽井沢72ゴルフトーナメント ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント

GOLF TODAY本誌 No.569 34~47ページより