1. TOP メニュー
  2. テクニックに効く
  3. スイング作り
  4. 球が飛んで、つかまって、曲がらない、プロみたいな憧れの球筋を手に入れよう。

球が飛んで、つかまって、曲がらない、プロみたいな憧れの球筋を手に入れよう。

重田流シャロースイングが手に入るスイング改造ドリル! Vol.01

2021/01/14 ゴルフサプリ編集部

オフシーズンだからこそ取り組める、本格スイング改造を重田栄作がサポート! 目指すは、インサイドからクラブを下ろすことで浅い(シャローな)角度のインパクトを実現し、ビシッと球がつかまってビッグドライブを生む、いま主流のシャロースイング。応急処置ではなく、スイングを根本的に変えてあなたのゴルフをワンランク上のステージに導く「〝重田流シャロースイング〟が手に入るスイング改造ドリル」をじっくりお届けします‼︎

目指すのは、バックスイングは「アウト(外側)」ダウンスイングは「イン(内側)」のプロスイング。

伸び悩んでいるアマチュアゴルファーの大半は、「イン→アウト」の逆スイングになっている!

オフシーズン、どんな練習に取り組んでいますか!? 球数をひたすら打つ? それとも自己流でグリップやスタンスを変えてみたり、クラブを変えてみたり……、いろいろ試行錯誤している最中ですか? それぞれご自身の目標に向かって頑張っていることと思いますが、じっくり練習に取り組めるオフシーズンにこそボクが皆さんへオススメしたいのは、根本的なスイング改造。

実は、プロ・上級者のスイングと、伸び悩むアマチュアの典型的なスイングには決定的な違いがあるのです。スイングを後方からみると一目瞭然! 早速こちらの画像をご覧ください。プロ・上級者はクラブが外側(アウトサイド)に上がって内側(インサイド)から下りてくるのに対し、アマチュアはその真逆。内側から上がって外側から下りてきています。

プロ・上級者のようにインサイドからクラブを下ろすことができれば、入射角が浅く(シャロー)なり、インパクトゾーンが長くなって精度が上がるうえ、パワーを余すところなくボールに伝えることができます。逆に、アマチュアの典型スイングのようにアウトサイドからクラブが下りてくると、入射角が鋭角で急になり、インパクトが点に。再現性が落ちて精度が下がるうえ、貯めたパワーも十分に伝えることができません。

つまり、この決定的な軌道の違いを改善することが、ワンランク上のステージに向かう最大の近道なのです。というわけで、本シリーズでは「アウト→イン」に振ることができるプロ・上級者のスイングを手に入れるべく、さまざまなドリルをご紹介していきます。一つずつ丁寧にマスターしていき、すべてを習得できたときにはあなたのゴルフが見違えているはず! 一緒に頑張りましょう。

改造ドリルVol.1 「ボールコロがしテークバック」で、インに引く動きを徹底矯正!

ここからは改造ドリルVol.1の説明に入りますが、紹介するすべてのドリルは9番アイアンを使用して行います。なぜならアイアンの中でもっとも短く、いちばん操作がしやすいから。新たなスイングを作るうえで最適なのです。では早速、Vol.1「ボールコロがしテークバック」からレクチャーします。

目指すのはアウトサイドに上げてインサイドから下ろすスイング。インサイドから下ろした方がいいとわかっているゴルファーは多いものの、そのためにテークバックでもインサイドに引いた方がよいと勘違いしているゴルファーが非常に多いもの。ここが問題!

実は、テークバックでインサイドに引いてしまうと、ダウンスイングでは逆の動きが生じてアウトサイドから下りやすくなる、つまり、始動でクラブをインサイドに引かないことが、ダウンスイング時にインサイドからクラブを下ろすための第一条件。まずこのことを知ってください。

第一ステップは、始動の時点でしっかりとヘッドを真っすぐ後ろに引くこと。その動きをマスターするために、ヘッドの後方30センチくらいのところにボールをセットし、そのボールを真後ろにコロがしてからバックスイングするドリルを行います。もしかしたら、最初は後ろに置いたボールにかすりもせずヘッドが内側へ抜けてしまうかもしれません。何度も繰り返し、真後ろにコロがるようになるまで続けましょう。

ポイントは、アドレス時に右ヒジを体に引きつけ、余裕を持たせて構えておくこと。腕をリラックスさせて体の回転でクラブを動かす意識を持ちましょう。腕がガチガチに力んでいると、思うように動かすことができません。安定して真後ろにコロがるようになれば、始動でヘッドが真っすぐ後ろへ動いている証拠。第一ステップクリアです!


重田栄作
1968年6月18日生まれ。神奈川県出身。ジャンボ軍団・金子柱憲の専属キャディで4勝に貢献した後、03年にプロテスト合格。07年より山梨アーバングリーン八田でレッスン開始。現在は関東ゴルフ連盟チームKGAジュニアのコーチを務める傍ら、アマチュアからプロまで幅広くレッスン活動を展開中。女子プロの鶴岡果恋、澁澤莉絵留らの専属コーチも務める。

取材協力/長坂ゴルフ練習場(山梨県)
取材・文/今泉純子
撮影/本誌編集部


重田流シャロースイングが手に入るスイング改造ドリル!

 次回(Vol.2)へ

【シリーズ一覧】
●改造ドリルVol.1:「ボールコロがしテークバック」で、インに引く動きを徹底矯正!
●改造ドリルVol.2:「クラブ2本置きバックスイング」でヘッドと手の位置関係を叩き込む!
●改造ドリルVol.3:「壁(ネット)素振り」で“インに引かない!”を体感しよう!
●改造ドリルVol.4:「テコ上げバックスイング」で手元の位置をしっかり制御!
●改造ドリルVol.5:切り返しで手首を後ろへ折る動きが「タオルぐるぐるドリル」ならすぐわかる!
●改造ドリルVol.6:「クラブ2本置きドリルPART2」でダウンスイング時のクラブと手の位置関係を叩き込む!
●改造ドリルVol.7:クラブを「上げて下ろす」は外側から内側に動く「時計回りスイング」が鉄則! を確認しょう。
●改造ドリルVol.8:「鐘つきドリル」で確実にシャローなインパクトを実現する、手の位置と動きをマスター!