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「障害物“時計回り”回避ドリル」で一連の流れを確認&徹底マスター!

重田流シャロースイングが手に入るスイング改造ドリル! Vol.07

2021/02/24 ゴルフサプリ編集部

オフシーズンだからこそ取り組める、本格スイング改造を重田栄作がサポート! 目指すは、インサイドからクラブを下ろすことで浅い(シャローな)角度のインパクトを実現し、ビシッと球がつかまってビッグドライブを生む、いま主流のシャロースイング。応急処置ではなく、スイングを根本的に変えてあなたのゴルフをワンランク上のステージに導く「〝重田流シャロースイング〟が手に入るスイング改造ドリル」をじっくりお届けします‼︎

改造ドリルVol.7 クラブを「上げて下ろす」は外側から内側に動く「時計回りスイング」が鉄則! を確認しょう。

毎回お話ししていますが、プロ・上級者と、伸び悩むアマチュアのスイングには決定的な違いがあります。簡単にいえば、プロ・上級者はクラブが外側に上がって内側から下りてくるのに対し、アマチュアは内側に上がって外側から下りてきます。

プロ上級者のスイングのようにインサイドからクラブを下ろすことができれば、浅い角度のインパクトを実現することができて、精度&飛距離アップが叶ういま主流のシャロー(浅い)スイングが手に入るのです。

そのために、Vol.1Vol.2Vol.3Vol.4では始動からトップまでのバックスイングで「外側」に上げる動き、Vol.5ではダウンスイングで「内側」に下ろすための「切り返し」、Vol.6では切り返しで内側に下ろしたクラブを、確実に内側にキープしたままインパクトまで向かうためのドリルをレクチャーしました。

Vol.7ではここまでの一連の動きを復習しつつ確実に定着させることができるドリルを紹介します。方法は簡単! 体の右サイドに障害物を置いて、その障害物を避けるようにスイングするだけ。アドレス時の手の位置の後方線上で、バックスイングでクラブヘッドが届くくらいの位置に障害物をセットしてください。スタンド式のキャディバッグを置いてクラブヘッドを差し出したり、同伴者がいればクラブを持ってもらうのもいいでしょう。キャディバッグ自体を置いてもオッケーです。

クラブは外側に上げて内側から下ろすのが正解ですから、自分から見てバックスイング→ダウンスイングのクラブの動きは「時計回り」になります。障害物をおいて回避しながら動かすことでより意識を高め、この時計回りの動きを徹底的に体に叩き込むのに役立つというわけです。

最初はゆっくりクラブの上げ下げを繰り返し、慣れてきたらスピードをアップ。素振りでは理想的なスイング軌道で振ることができても、いざ球を打つとなると力んで余計な動きが生じてしまいがち。慣れてきたら球を実際に打って確かめてみるのも効果的です。さらに、普段のスイング時も仮想の障害物をイメージすると外側→内側の動きを徹底できるはず。いつも心に留めておいてください!

後方から見ると反時計回りにクラブが動くプロスイング


重田栄作
1968年6月18日生まれ。神奈川県出身。ジャンボ軍団・金子柱憲の専属キャディで4勝に貢献した後、03年にプロテスト合格。07年より山梨アーバングリーン八田でレッスン開始。現在は関東ゴルフ連盟チームKGAジュニアのコーチを務める傍ら、アマチュアからプロまで幅広くレッスン活動を展開中。女子プロの鶴岡果恋、澁澤莉絵留らの専属コーチも務める。

取材協力/長坂ゴルフ練習場(山梨県)
取材・文/今泉純子
撮影/本誌編集部



重田流シャロースイングが手に入るスイング改造ドリル!

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【シリーズ一覧】
●改造ドリルVol.1:「ボールコロがしテークバック」で、インに引く動きを徹底矯正!
●改造ドリルVol.2:「クラブ2本置きバックスイング」でヘッドと手の位置関係を叩き込む!
●改造ドリルVol.3:「壁(ネット)素振り」で“インに引かない!”を体感しよう!
●改造ドリルVol.4:「テコ上げバックスイング」で手元の位置をしっかり制御!
●改造ドリルVol.5:切り返しで手首を後ろへ折る動きが「タオルぐるぐるドリル」ならすぐわかる!
●改造ドリルVol.6:「クラブ2本置きドリルPART2」でダウンスイング時のクラブと手の位置関係を叩き込む!
●改造ドリルVol.7:クラブを「上げて下ろす」は外側から内側に動く「時計回りスイング」が鉄則! を確認しょう。
●改造ドリルVol.8:「鐘つきドリル」で確実にシャローなインパクトを実現する、手の位置と動きをマスター!