当時の編集長による取材の裏話はPart1をご覧ください。
USツアープロから学ぶとばしのテクニック『ジャック・ニクラス編』

創刊号の記事内容を覗いてみよう

30年前のゴルフトゥデイ創刊号の実際の記事内容です。あくまでも過去のもので、現在は販売終了しているものも多数あります。30年前の文章、写真をご覧いただいてコンテンツとして楽しんでいただければと思います。

カーチス・ストレンジ Curtis Strange

上半身と下半身の動きのズレが大きいほどパワーはアップする

腕の振りと肩の回転を合わせることで、無理をすることなくクラブを振っている。
上半身と下半身の動きのズレを大きくするほど捻転は強くなり、たくわえられるパワーも強大になる。これは、ロングヒッターに共通したスイングなのだが、ストレンジの場合は、パワーを一部分に集中させないようにしている。どういうことかといえば・・・。

「私は、ダウンスイングからフィニッシュまで、同じスピードで体をターンさせ、クラブを振るようにしているつもりだ。実際には、徐々に加速がついて速くなっていくが、それは結果であって、私の意思ではない」

ストレンジは、トレビノのフォームを参考にしてスイングを作り上げてきた。コントロールを重視して、ターゲットをていねいに結んでいく。そんなホール攻略の姿勢が、スイングにも表れている。

いま欧米ツアーでは「C字型」から「L字型」フィニッシュが主流になっている。その流れの先駆者がストレンジである。さらに源流を探れば、トレビノにたどりつく。そして、トレビノよりも洗練されたスイングは、ストレンジ流トレビの風ショルダーターンといったところか。

イアン・ベーカーフィンチ Ian Baker-Finch

下半身をアドレスの位置に戻したその瞬間に鋭く腰を振り抜く

日本ツアーで大暴れしていた当時よりスイングがフラットでスムーズになった。これは、マスターズ、全英オープンに勝ったN・ファルドのコーチとして知られるD・レッドベターの教えでフォームを改造したためだ。いかにも現代流スイングといった感じである。

トップ・オブ・スイング、フィニッシュともにC・ストレンジと似ている。それも、そのはず。「フィニッシュでは、ストレンジのように肩をフルターンさせ、左足と上体を一直線にしたい」というのが、ベーカーフィンチの願いであり、レッドベターの理論もまたそういったフィニッシュこそ理想としているのだから・・・。

ということで、全体的には、ストレンジと似ているのだが、決定的に違う個所がある。インパクトゾーンでの腕の振りだ。

ストレンジが「スイングスピードを一定に保つ」と意識しているのに対し、ベーカーフィンチは、飛ばしも捨てていない。下半身がアドレスの位置に戻ったところ(写真⑥)から一気に腕を振り抜いている。体のターンのスピードを上回る速さで振る。このほうが、ボールは飛ぶだろう。そのぶん、方向性でリスクを負うことになるが・・・。

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