【攻略法のコツ】スロースタートのつもりで謙虚に攻めて流れを作ろう!
スタート前の練習の調子を鵜呑みにしない
ツアープロたちの場合、大会の初日や、スコアが良くて優勝争いをしている最終日などは緊張感がさらに高まります。アマチュアは「緊張はよくないこと」と思いがちですが、プロたちは「緊張はプラス材料」と考えます。ほどよい緊張感はプレーのパフォーマンスを上げる要素ですし、逆に緊張感がまったくないと気持ちが緩んでつまらないミスにつながりやすいのです。
さて、スタートホールを無難に乗り切るためのマネジメントに話を移しますと、これはホールの難易度によると思います。朝イチのティショットがいい当たりなら最高ですが、プロたちは決して高望みはしません。
・距離が長くて難しいホールなら、パー4でも3オン2パットのボギーでOKと割り切る。
・比較的イージーなホールでも安全に攻めてパーをセーブ。
「スタートホールはスロースタート」の意識を持てばセーフティな作戦が立てられますから、緊張でカラダがガチガチになってしまうことはないでしょう。

難しいホールなら無理にパーを狙わず、ボギーでもOKと割り切ろう
もう一つ知っていただきたいのは、「スタート前の練習ほど当てにならないものはない」ということ。スタート前の練習はウォーミングアップが目的で、スイングチェックのためではありません。ところが「今日は調子がいいぞ!」と思い込むと、出だしからバーディを取りに行こうとして強引な攻めに走りやすい。結果ダボを叩いて、調子いいはずが上がってみれば4オーバーといったケースがプロでもよくあるのです。
スタート前の練習で調子が良くても「今日は体調がいいのかな」くらいにしか思わないようにして、調子が良くなければ「今日は安全にプレーしよう」と気持ちの準備をしておくのが一番です。そうすれば朝イチのティショットでフェアウェイキープ、2打目もうまくグリーンに乗ってパーセーブ。調子が今一つでも安全に攻めた結果、うまく流れに乗ってパーやバーディのチャンスが自然と増えるものです。
解説/清水重憲(しみず・しげのり)
1974年生まれ、大阪府出身。97年にプロキャディとなり、谷口徹、上田桃子、イ・ボミらの賞金王、賞金女王獲得に貢献するなど第一人者として活躍。プロキャディ最多の通算40勝を誇る。













