IGNOVAは「手元」好き人間にはたまらない

金子:今回はシャフトのお話です。まずはエストリックスさんから発売されます「IGNOVA」から行きましょう。

T島: はい、エストリックスと言えば、三菱ケミカルさんの販売代理店でしたが、2026年6月を持って契約終了となり自社のシャフトを製造販売するということになります。とは言えずっと自社でもシャフトを販売していました。

金子:そうですね。昨年発売された「エストリックスX」は10万円(税前)という価格でしたが限定数を早々に売り上げるヒット作となりました。そして7月1日に「IGNOVA BX」が発表となりました。

T島 :BXという型番的なのが付いているということは、今後「IGNOVA」シリーズが展開されていくという認識で良いと思います。

金子:そうですね。期待しています。T島さんは新製品発表会で試打していますよね?どうでした?

T島:手元と先端の剛性が高いと感じました。となると“手元好き人間”としては、“好みじゃないのかな・・“と思うじゃないですか?しかし打ってみると、手元から中間にかけてしなるポイントを感じ、切り返しでクイッとしなるので“手元好き人間”全然OKでした。っていうか気持ち良く振り抜けました。

金子:私も同じ“手元好き人間”なので期待が膨らみます。40g台から50、60、70というラインナップ。40g台と言っても40g後半ですね。他の重量帯はフレックスが柔らかいものから、徐々に重くなるという感じです。重さに特徴はないので、いつもの重量でOKですね。

T島: はい。40g台もSやXはしっかりしている感じがあります。しなりはとてもスムーズです。上質な素材をふんだんに使っているなぁ・・という感じがします。定価6万(税前)という高級シャフトですからね。そして先端のプレミアムマテリアル「NI-TI」(ニッケルチタン)がいい仕事しているんですよ。操作性が良いのはもちろんですが、逆球がでないので、凄く使いやすそう。

金子:逆球がでないのは、ありがたいですよね。カタログやWEBサイトを観ると振動数も載っています。Sでもしっかり目ですね。50gのSで260、60gだと261ですか。

T島: ところが振ってみるとそんな感じじゃないんだよね。スピン量も抑えられている。走る感じじゃないけど、ボールを押してくれる印象で初速も出ます。かなり好印象です。素直ないいシャフトですよ。

金子:クセがないのでフェアウェイウッドにも良さそうということですね!

T島:そのとおり。7月下旬発売予定。ニュートラルなので幅広い層にハマりそうですよ。困ったら「IGNOVA」入れておけ!みたいな印象です。

ボールを押してくれる印象で初速も出る、ニュートラルなシャフト。

「NXホワイト」には武豊が入ってる!?

金子:そして7月16日発表されたばかりのフジクラさん「スピーダーNX ホワイト」です!スピーダーNXブラックの後継ということですがどうでしょう?

T島:スピーダーNXブラックは、先端が動く先中調子でしたが、手元好き人間も扱いやすいシャフトでした。今回のスピーダーNXホワイトは先端の剛性を下げて、中間から手元の剛性を上げたと新製品のリリースを観て、手元好き人間からすると。“あー苦手なタイプ?”って思っていたのですが、打ってみるととっても当てやすかったです。

金子:スピーダーNXブラックは、先端も動くけど手元が硬すぎない。個性的なシャフトでした。今回はかなりニュートラルになったという噂ですけど?

T島:スピーダーらしいスピード感があり捕まるけど捕まりすぎない。捕まるけどコントロールできるという。初代スピーダーからスピーダーエボリューションに受け継がれた、走り系のスピード感を引き継ぎながら、ネガティブな部分を徹底的に消した印象です。

金子:歴代先中調子のスピーダーは、手元好き人間には天敵と言える存在でした。しかしスピーダーNXシリーズになって、ブラックはとても扱いやすくなったし、更にホワイトは洗練されたという感じですか。

T島:スピードが出る馬って、じゃじゃ馬が多いでしょ?でもそれは武豊騎手が騎乗すると、そのスピードを上手くコントロールしてくれる。だからもう武豊騎手が付いてる感じ。

金子: 例えがわかりにくいです(汗)スピードはでるけど、コントロールしやすいしタイミングは取りやすい。ということですか?

T島 :はい。そんなの普通の表現じゃつまんないでしょ? ただ捕まりは良いです。そしてスピン量も若干増えます。イマドキの低スピンドライバーに替えたらチーピンは出るし、ドロップするし、“ホントに宣伝文句どおり慣性モーメント増えているの?“と思っているそこの貴方にオススメです。弾道も高くなりました。でも吹け上がるような球じゃなく前に行く感じ。

スピード感があり、つかまるけどつかまりすぎない。

金子:「DHX」テクノロジーの効果でしょうか?T島さん、スピーダーNXの第二世代の評価が高いですね。

T島: 良いとこにボールが安定して当たるんです。スライサーがドローになったりするわけじゃないけど、スライス幅が抑えられたり、ストレートな人は軽いドローになったりしそうです。ワタシ的には安定してドローが打ちやすいと感じました。

金子:スピーダーNXシリーズですから、ホワイトも40gのR2から70のXまで揃っております。

T島:スペック悩むなぁ・・ヘッドスピード速くないのに重くて硬い70Xが一番飛ぶという(笑)

金子 :えっIGNOVAも同じこと言ってましたよね? ということで シャフト選びももちろん大切ですが、重さと硬さを決めるのがリシャフト成功の鍵となりそうですね。

T島: そう。とりあえず6S、5Sじゃダメなの!

金子: 重さ、硬さが変わると、同じモデルでも違う顔が出てくるのです。なのでしっかりフィッティングして決めて欲しいです。ご予約お待ちしています。

T島 :フジクラさんにはゴルフクラブ相談室というのがありますので相談されてみてはいかがでしょうか?

金子 :大蔵ゴルフスタジオもよろしくお願いします

T島氏のプロフィール
ゴルフ関連のライター、動画撮影編集、ブロガー、フォトグラファー、YouTuber的な(笑)、いろいろやってます。ゴルフ、クルマ、カメラ、音楽、映画、ガジェット、が好きです。以前は、店舗の運営、出店、立て直しを25年やってましたが、何故かこんな仕事をしています。