「新たな先中調子」のシャフトとは?
今回僕が試打したのは「SPEEDER NX WHITE(スピーダーエヌエックス ホワイト)」というシャフトです。順番的に考えると「SPEEDER NX BLACK」の後継モデルということになりますね。色的には黒から白ってことで大きく変わっています。「BLACK」の後継モデルということは、少し先が動くモデルということになりますね。なんでも「新たな先中調子」ということらしいです。

テクノロジーとしては、まず「DHX(ディ・エイチ・エックス)」ですね。これはカーボンシャフトの特長である設計の自由度を活用し、45°以外の第2のバイアス層を新たに積層したもの。従来の45°層と第2バイアス層の組み合わせにより、ヘッドスピードの向上を実現したテクノロジーだそうです。「SPEEDER NX WHITE」では、従来の角度とは違った新たな角度層を採用することで、ボールのばらつきを軽減させることに成功しているそうです。その角度ってのは秘密らしいですが。

次に「VTC(バリアブル・トルク・コア)」。先端から中間部分の「ねじれ剛性」を高めることで、スイング中のシャフトの無駄なバタつきを抑え、効率の良いインパクトを実現しています。
コスメは名前の通り白ベース。手元側には「NXシリーズ」てお馴染みのでかい「NX」の文字が模様のようになっています。「SPEEDER」のロゴはシルバー系のカラーでプリントされていて、なかなかかっこいいですね。

今回は藤倉さんの室内ブースでいくつかのスペックを打たせてもらいました。「SPEEDER NX WHITE」は先中調子ってことで、手元が少し硬く、先がビュンと動く感じなのかな~と思いながらの試打。僕はあまり手元が硬いのは得意じゃないし、先が暴れちゃうのも困るなと思っていたのですが、これが意外に振りやすい。手元もそんなに硬いわけではないし、中間から先あたりが動くのですが、これが動きすぎることがなくて適度なつかまり感なんですよね。
フェードヒッターの僕なので、流石にドローになるような球にはならないのですが、いい感じの軽いフェードになります。

弾道は高め。少しシャフトの動きで球を上げてくれるようです。スピン量は適度に入りますね。元々スピン量が少し多めの僕が打つと大体2900rpm前後になる感じ。個人的にはもう少し減ってくれると嬉しいのですが、まあこのくらいなら許容範囲でしょう。安定した高弾道で飛んでくれる感じです。
インパクトでは球を弾くというよりも、少し押し込んでくれるような感覚がありました。厚い当たりになる感じですね。
今回いくつかのスペックを打ち比べました。まずは40g台の「4S」ですが、これは結構なしなりを感じました。しなり量も多く、中間から先がまあまあのスピードで動いてくれます。僕には少し軽いかな~と感じましたが、頼りなさはありませんね。軽めのシャフトでシャープに振りたい人にはいいんじゃないでしょうか。
次に「5SR」を打ちましたが、これは少しだけ切り返しでたまる感じもありながら、そこからクイっと中間から先が動く感じです。そして適度にボールをつかまえてくれる感じがします。
そして「5S」も打ちましたが、これは「5SR」よりも動きがシャープになりますね。手元から中間あたりがしっかりして先が少しシャープに動く感じです。個人的にはこの2本だと「5S」の方が気持ちよく振り切れました。
次に「6SR」を打ちましたが、これもほんの少しだけまったりとした切り返しから、インパクト前でスッとヘッドがくるような感覚。シャフト重量は60.5gということなので、そこまで重さは感じません。
最後に「6S」を打ちましたが、こちらはやはり「6SR」よりもしっかり感がありクイっとシャープにヘッドが走ってくる感じです。この「6S」が僕には一番気持ちよく振れたし、球を押し込む感も感じられ、結果も良かったです。

今回、藤倉コンポジットのニューシャフト「SPEEDER NX WHITE」をひと足お先に試打しましたが、先中調子ながらつかまり過ぎないので、あまり左に行く感じはありませんでした。弾道は高く、適度なスピンで安定した球が打てる感じです。全体的に少し軽めに感じ、気持ちよく振れるシャフトだと思いました。スペックによりちょっと振り感が変わるので、ぜひいろんなスペックを試打してみてほしいと思います。
僕は普段「5S」を選ぶことが多いのですが、今回は「6S」が一番良さそうです。すでに多くの女子プロがテストしているそうなので、これもまた人気が出そうですね~。
ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ。
京都府出身。様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラムを寄稿。
毎週水曜の22時からYouTubeライブで生放送「野村タケオゴルフバカTV!」を放送中。

















