カーボンコンポジット、フェース素材とディープフェース化で、飛距離性能の向上を狙った設計

気になる、スリクソンのNEWドライバーは「スリクソンZXi RKT(ロケット)」シリーズ。ラインナップは前作の同様に、4タイプで「スリクソンZXi RKT」「スリクソンZXi RKT LS」「スリクソンZXi RKT TR」「スリクソンZXi RKT MAX」となっている。

前作から変わった点は、カーボンコンポジットになったことと、「ゼクシオ14」で採用した「TRチタン」をフェースに採用したこと。また、ヘッド形状も4モデルすべてでディープフェース化が図られている。

2022モデルからフルチタンを採用していたが、最新モデルはカーボンコンポジット構造に変更し、低重心化を図っている。フェースには反発力の高い「VRチタン」を採用している。

カーボンコンポジットで低重心化による低スピン化を図り、ディープフェース化とフェース素材の変更で反発性能の向上を狙った設計となっている。

高慣性モーメントを狙った「ZXi RKT MAX」までも、ディープフェース化が図られている。

高初速&低スピン化からは、ズバリ飛距離を追求していることがうかがえる。ロケットというネーミングからも、今度のモデルは飛距離を追求していることがわかる。

ちなみに、価格は4タイプともに税込8万9100円。昨今、10万円オーバーのドライバーが多い中、この価格で、期待通りの飛距離が得られるなら、コスパ最高のドライバーとなるはずだ。ということで早速試打を行った。

テスターは、DSPEゴルフスタジオ ヘッドコーチの高橋良明プロ プロ入会直後から20年にわたり多くのクラブを試打してきた、ベテランテスター。

■スリクソンZXi RKT

コアモデルの「ZXi RKT」、フェース向きはストレート。ディープフェースに加え、ソール後方2ケ所にチューニングウェイトを搭載している。

まずは、コアモデルの「ZXi RKT」の試打評価。

コアモデルなので、ちょっと球がつかまって、スイートエリアも広め、弾道高さは少し高め、クセの無い形状とストレートなフェース向きになっています。少し弾き感のある打感でボール初速が上がります。ニュートラルな性格なので、自分の持ち球を生かして飛ばせるモデルです。ただし、結構ロースピンなので、適正な打ち出しの高さが得られるよう、大きめのロフトを選ぶことをオススメします。

■スリクソンZXi RKT LS

「ZXi RKT LS」は、4モデルの中で最もディープフェース。クラウンのトップ部の盛り上がりは少ない。ソール前後のウェィトは、前10g、後ろ4gが工場出荷時のポジション。低&浅重心で高初速と低スピンを狙っていることがうかがえる。

「ZXi RKT LS」は名前の通りに低スピンです。それもかなり低スピンで、球の打ち出しも低めなので、ヘッドスピード45m/s以上のゴルファー向きになります。飛ばし屋と言われる人が、球のつかまり過ぎと上がり過ぎを恐れずに、しっかりと振りきって球の曲がりを抑えて飛ばせるモデルです。フェース向きはストレート、トゥヒール方向よりは、フェース上下にスイートエリアが広いタイプです。

■スリクソンZXi RKT TR

他の3モデルが460㎤なのに対して「ZXi RKT TR」は450㎤。ヘッドの長さも幅も押さえられているので小ぶりに見える。フェースの高さよりクラウンの頂点が高い形状が特徴的。操作性を意識していることがうかがえる。

「ZXi RKT TR」も低重心ですが、LSよりは少しスピンがかかります。低めの打ち出しから、スピンで球が少し浮く弾道です。小ぶりなヘッドの操作性とLSよりはスピンがかかることで、弾道の操作が得られますが、基本は低スピンなので、やはりヘッドスピードが速い人向けです。弾道を操作したいアスリート向けのモデルです。

■スリクソンZXi RKT MAX

「ZXi RKT MAX」は4モデル中、最も大きく見える形状。ソールのウェイトもヘッド後方に装着されているので、慣性モーメントの拡大を狙っていることがわかる。フェース向きはややフックになっている。

「ZXi RKT MAX」は名前の通り、高い直進性でストレートボールを打ちやすいモデルです。4モデルの中て一番フェースがシャロ―に見えますが、一般的に言えばややディープフェースの部類です。球の打ち出しは高く、適度な低スピンなので、ヘッドスピード40m/sくらいの人でも使えるモデルです。高弾道&低スピンで、真っすぐにキャリーで飛ばせるモデルです。

■4モデルとも、高初速&低スピンで飛距離を狙っている

4つのモデルそれぞれに特性が変えられていますが、すべて高初速&低スピンになっています。やさしさよりも飛距離を重視したモデルで、外ブラに引けを取らない飛距離性能だと感じます。スリクソンが本気で飛ばしに来たシリーズといった印象です。