今回USTマミヤからリリースされるニューシャフトは「ATTAS RX PURE BLUE(アッタス アールエックス ピュアブルー)」です。新生ATTASシリーズとなる「RX」シリーズの3代目となりますね。最初が赤で先調子、次が黒で元調子、そして今回が青ですから、色的にも順番的にも中調子ということになります。キャッチコピーは「ピュアに振る それだけでいい。」というもの。
実はこのシャフト、先日復活優勝をした永井花奈プロが使っていたものなんです。すでに結果が出ているんですね。

「PURE BLUE」で新しく採用されたテクノロジーとしては、まず「TAMO(タモ)テクノロジー」。一般的なシャフトは手元部分にはテーパーがなく、真っすぐ(パラレル)になっているんですよ。しかし「PURE BLUE」はグリップエンドに向かってだんだん太くなるというテーパー形状を採用しています。これは野球のバットやテニスラケットなど「力を伝える道具のグリップ部」にはテーパーがあることに着目したもの。握ったときの安定感やコントロール性を高め、スイング中の支点を安定させることで、遠心力に負けずにクラブを押し込めるようになるということなんです。
そしてシャフト全長に角度の異なる3種類のカーボンシートを均等に配置する「トライシンクテクノロジー」も採用。このことでシャフトの動きが安定し、再現性が高まるということです。
また先端部には東レの「トレカ®M40X」と四軸カーボンシートを採用。先端の安定性を高めながら、クセのない振り感を邪魔せず、インパクトでボールをしっかり押し込める設計になっています。

コスメは手元側が濃いブルーになっています。これが深い色でなかなか綺麗なブルーなんですよ。
今回僕が試打したのは「5SR」。カタログによると56gでトルク4.7の中調子ということです。これは事前にUSTマミヤさんでフィッティングを受けて決めたフレックス。ヘッドは自分のタイトリスト「GTS3」のロフト10度に装着しました。

まずグリップしてみましたが、「TAMOテクノロジー」による手元のテーバーというのは感じません。かなり繊細な人なら感じるのかもですが、鈍感な僕には全く感じられませんでした(笑)。しかし感じなくても、グリップエンド側が太くなっていることでスイング中の安定感が増すという効果はあるのでしょう。
ボールを打ってみると、とにかく素直な動きです。どこかがしなるとか硬いとかいうことがなく、全体的にしなるような感じ。なので、とても気持ちよく切り返せるし、最後まで振り切れます。本当にクセがない動きをするシャフトです。
しかし全体的に少しハリ感を僕は感じました。硬いというわけではなく、しっかりとしなってはくれるのですが、全体に少しハリがあります。なので、シャフトがしっかりとスイングに付いてきて、インパクトではしっかりとボールを押し込んでくれる感じがしました。先端部もしっかりとしているので、当たり負けはしないし、慣性モーメントの大きなヘッドでもねじれるような感じがしません。切り返しで「あっ!」ってなっちゃうようなことがないんですよね。

弾道は中高弾道という感じで、特にシャフトが打ち出しを高くするようなことはなさそう。フェードヒッターの僕が打つと、ほぼ思い通りの軽いフェードになりました。シャフトがつかまえるような動きはしないし、とてもニュートラルな動きなので、振ったように動いてくれるという感じです。ドローヒッターなら気持ちよくドローが打てるのではないでしょうか。厚い当たりになりやすいので、スピン少なめで飛距離的にも結構出ていました。めちゃ飛びシャフトということはないと思いますが、曲がり幅は少なく、平均飛距離が伸びるシャフトだと思います。

コースで「ATTAS RX PURE BLUE」をがっつりと試打しましたが、とにかくクセがなく、余計なことをしないシャフトだと思いました。とても安定感がありながらも、シャフトが少し弾いてくれる感覚もあり、振った分だけ飛距離も出そうです。どんなスイングタイプの人でも使えそうだし、ヘッドも選ばないと思います。振りやすさ、安定感、再現性、そして気持ちよさをバランス良くまとめたシャフトという印象でした。これはぜひ多くの人に試してほしいですね。
ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ。
京都府出身。様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラムを寄稿。
毎週水曜の22時からYouTubeライブで生放送「野村タケオゴルフバカTV!」を放送中。













