5打差で首位発進も8番で岩井明愛に逆転されていること気づく
予選ラウンドを2日とも63で回った西村は2位に5打差をつける首位で最終日をスタートします。
1番はティショットを右に曲げたものの落ち着いてグリーン手前まで運んでパーセーブ。
3番で初バーディーが来たものの、4番と6番でボギーを叩きます。
8番パー4は2打目を1メートルのバーディーチャンスにつけると、パットを打つ直前にリーダーボードを見て、この日9アンダーと猛烈に追い上げている岩井明愛にリードされていることに気づきます。
「これは決めたい」と思った通りにバーディーパットを沈めると11番はバンカーからチップインバーディーで「これは流れが来るかもしれない」と自らを奮い立たせます。
ラウンド後には「前半は苦しかったけど、後半にしっかりエンジンかけてやろうと思っていた」と振り返りましたが、14番パー5では池越えのグリーンを果敢に狙ってツーオンさせ、イーグルを奪って勝利を決定づけました。
憧れの宮里藍さんと同じ、LPGAツアー4年目での初優勝
西村は日本ツアーで6勝を挙げ、2023年からアメリカLPGAツアーに参戦しました。
憧れるのはLPGAツアー通算9勝で世界ランキング1位にも輝いた宮里藍さん。
LPGAツアー4年目での初優勝はくしくも藍さんと同じになりました。
要した試合数は87試合で、これも藍さんの83試合とほぼ同じ。
さらに「ウォルマート」の歴代優勝者には藍さんの名前もある「勝ちたい大会でした」との強い思いで臨んでいたのが初日から首位を守り通しての完全優勝という形になったのかもしれません。
藍さんから14年越しで“バトンを引き継ぐ”初優勝!?
藍さんが優勝したのは2012年で、結果的にこれがLPGAツアーで最後の勝利となりました。
その大会で4年目、80数試合目というそっくりな形で最初の勝利を挙げたのは、憧れの存在から14年越しで“バトンを引き継いだ”ということなのかもしれません。
LPGAツアー参戦から最初の2年はシードを獲得したものの、昨シーズンはポイントランキング115位に終わり、Qシリーズ(予選会)を経て今シーズンは出場しているものの、前週までのランキングは103位。
100位以内なら「準シード」ともいえる、Qシリーズ組よりも上の資格で来シーズンに臨むことができるものの、それを下回ってしまっていました。
「特にこの2年間はすごく苦しかった」と振り返る日々が一転。
優勝で一気に36位へと浮上し、ポイントランキング上位60位以内だけが出られる最終戦と2028年までの2年シードを一気に手にしました。
今週も藍さんが歴代優勝者の大会 勝利のフラダンスは見られるか
今週のLPGAツアーはハワイでの「ロッテ選手権」です。
この大会も藍さんが「ウォルマート」と同じ2012年に勝って、初代女王となっています。
この年は「ロッテ」が4月。「ウォルマート」が6月に開催されたため今年とは順番が異なっていますが、初優勝の勢いで14年前の藍さんのように、勝者の恒例となっているフラダンスを披露してくれることを大いに期待したいものです。
(文/森伊知郎)
●西村優菜の優勝セッティング/1W:キャロウェイQUANTUM ◆◆◆ MAXドライバー(9.0度)3W: キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE MAX D 5W: キャロウェイ QUANTUM MAX 7W:キャロウェイ QUANTUM MINI SPINNER 5H:キャロウェイ ELYTE MAX FASTユーティリティ 6I: キャロウェイ APEX Ai200アイアン 7~9I、PW: キャロウェイ X FORGED STAR(※2026年モデル) 48、52度:キャロウェイ X FORGEDウェッジ 58度: キャロウェイ OPUS SP+ウェッジ パター:オデッセイ TRTL S ボール: キャロウェイCHROME TOUR X トリプル・トラック












