いまツアーで使用者が増えてきているオデッセイの「TRTL」パター。高い慣性モーメントにアライメントの取りやすさ、ヘッドのすわりのよさなど、多くの特徴をもつが、いちばんの特徴はソールに設けられた4つのウエイト。この4つのウエイトを入れ替えて重量やバランスを調整することで、自分好みのフィーリングに仕上げることができる。
西村が使用するのは「TRTL S」。ウエイトのセッティングは標準では[前:5g × 2、後15g × 2]だが、ツアーレップによると西村は[前:2.5g × 2、後:1.5g × 2]に変更しているという。ヘッド重量を軽く、かつ前を少し重くしているのがわかる。
高慣性モーメントをウリにする「TRTL」パターのヘッドをあえて軽く、さらに浅重心にする狙いはどこにあるのか? クラブデザイナーの宮城裕治氏に聞いてみた。宮城氏は「操作性の向上」と指摘する。
「ヘッドが重いほどストロークは安定しますが、それはあくまでもヘッドが動き出してからの話です。静止状態から動き始めるテークバックの際には、逆に重いヘッドほど動かしにくいので自分の思った方向に引きにくくなります。また、重いヘッドは初速が出るので転がり過ぎたり、それを怖がってインパクトがゆるんだりします。自分の感性で打ちたいプロほど軽いヘッドを好みます。フェースの開閉が大きいショートスラントネックをチョイスして、前のウエイトを少し重くして操作性を上げているのも理に適ったセッティングです」(宮城氏)
クランク、ダブルベント、ショートスラント、スクエア2スクエアの4種類のネック形状から選べるうえに、前後左右4箇所のウエイトで大胆かつ繊細にチューニングできる「TRTL」パター。使用しているほかのプロはどんなネックでどんなウエイトセッティングにしているのか? また調査してレポートしたい。














