9カ国から75人のジュニアゴルファーが出場する今大会。3日間54ホールのストロークプレーで争われる大会は、いよいよムービングデーを迎え、優勝争いが熱を帯びてきた。

この日、存在感を示したのが、2026年世界ジュニアゴルフ選手権の13歳~14歳の部で優勝した道上稀唯(滝川第二中2年)だ。5バーディー、1ボギーの「68」をマークし、通算7アンダーで単独首位に浮上。大会前から優勝を目標に掲げていた実力者が、最終日を前にリーダーボードのトップに立った。

道上は前半の8番、9番で1メートル以内のバーディーパットを沈めるなど、着実にスコアを伸ばし、後半の14番では15メートルのロングパットも決め、さらにスコアを伸ばした。一方で、バーディーチャンスを逃す場面もあったといい、最終日に向けてはチャンスを確実にものにできるかがポイントになりそうだ。

2打差に仁科優花とシン・フェイユーが並ぶ

道上を2打差で追う通算5アンダーの2位タイには、仁科優花(第一学院高校2年)とシン・フェイユー(中国)が並んだ。

2026年世界ジュニアゴルフ選手権の15歳~18歳の部を制した仁科は、この日も好調なパッティングを披露。圧巻だったのは2番ホールだ。第1打をミスしながらも、約20メートルのバーディーパットを沈めてスコアを伸ばした。さらに3番でも約15メートルのバーディーパットを決め、勢いに乗った。

ショットの精度も上向いており、パーオンできなかったのはわずか2ホール。後半にはチャンスを生かしきれない場面もあったものの、優勝を争う位置で最終日を迎える。

シン・フェイユーはオーストラリア・メルボルン在住の15歳で、日本でのプレーは今回が初めて。この日はボギーを打たずにラウンドをまとめ、通算5アンダーまでスコアを伸ばした。バーディー直後の15番では、約4メートルのパーパットを沈めてピンチを切り抜けるなど、粘り強さも見せた。

世界ジュニア優勝者たちの直接対決に注目

最終日は、道上、仁科という今年の世界ジュニアゴルフ選手権を制した日本勢の直接対決が見どころのひとつとなる。そこに中国のシン、さらに4位の井澤らがどこまで迫るか。実力者が上位にひしめく展開となり、最後まで目の離せない優勝争いが期待される。

大会を主催するのは、女子ゴルフ界のレジェンド、アニカ・ソレンスタムが設立したANNIKA Foundation。ジュニア選手たちが国境を越えて競い合う舞台で、アジアの未来を担う選手たちがどんなプレーを見せるのか。最終ラウンドは10月29日、同コースで行われる。