バックスイングは円弧を大きく!フォロースルーのイメージはハンマー投げでヘッドスピードUP!
三塚優子がレクチャーする「ドライバーの飛ばしテク」VOL.8
2011年の日本女子プロなどツアー通算4勝。屈指のロングヒッターとしても知られた三塚優子がドライバーの飛ばしのテクニックを親切レッスン。飛距離が出なくて悩んでいるゴルファーにとって最高のクスリとなること請け合いだ。第8回は飛距離がぐっと伸びるフォロースルーのアドバイスを願った。
フォロースルーとはボールをヒットし、クラブをフィニッシュへと振り抜いていくまでの過程をいいますが、インパクトと同じくらい重要なスイングパーツです。いかに大きな円弧を描き、クラブヘッドを加速させるかが飛ばしの法則だからです。フォロースルーの体勢としては体重が左足に乗っていきますが、上体は右サイドにキープしておかなくてはなりません。
私のフォロースルーのイメージはハンマー投げです。ハンマーのようにクラブヘッドはターゲットのほうに向かっていくんだけど、カラダをしっかり残してお互いに引っ張り合うという感覚です。VOL.7のインパクトで説明した「ヘッド・ビハインド・ボール」を思い出してください。インパクトで頭をボールの右側にキープしておく位置関係をフォロースルーでも継続しつつ、クラブヘッドで大きな円を描きながらカラダを一気に回転しましょう。クラブヘッドが進もうとする方向にカラダが一緒に動いてしまうと、フォロースルーの円弧が小さくなってしまいます。ハンマー投げのイメージでクラブヘッドとカラダをできるだけ遠くに離すことで、クラブヘッドの遠心力が大きく働き、ヘッドスピードが上がるんですよ。