アイアンのダフリ解消レッスン|第3回「ツマ先上がりの対処法」
《全7回》第3回
アマチュアにとって、アイアンの最大の悩みといえば「ダフリ」。いくら練習場では上手に打てても、ゴルフ場にはダフリやすい厄介な状況がそこかしこにある。そんな厄介な状況からでもクリーンに打てるようになるヒントを、堀尾研仁が伝授!!
●第1回:どんな状況でもクリーンに打つための3つのポイント
●第2回:「左足下がり」の対処法
●第3回:「ツマ先上がり」の対処法
●第4回:「フェアウェイバンカー」の対処法
●第5回:「池越え&谷越え」のパー3の対処法
●第6回:「打ち上げ」パー3の対処法
●第7回:「打ち下ろし」パー3の対処法
「ツマ先上がり」でのダフリを止める!
上体を地面に近づけて構え、その状態を保って打とう!!
「ツマ先上がり」はボールが足元よりも高い位置にあるので、ボールと体の距離感が非常に難しい状況です。後ろに体重がかかりがちな状況ですが、カカト体重になると上体が起き上がり、すぐさま手打ちになってダフってしまいます。
大事なのは、ツマ先体重にして上体を地面に近づけたままスイングすること。軌道が平地でスイングする状態と近くなるため、少し上から打つことが可能に。結果、クリーンヒットできるようになるのです。
カカト体重になるとダフリやすい。
カカト体重になると上体が起き上がり、手打ちになってダフリを招く。
【ここがポイント】
状態を地面に近づけるため短く握る。
クラブを約4センチ短く握ることで、自然と上体と地面を近づけることが可能になる。
【ここがポイント】
右手首の角度を保って打とう!
手先をつかわず腕全体で振ることが大切。右手首の角度を保ったままスイングすれば、上体は伸び上がることなく振り切れる。
右手首が伸びるとカカト体重に。
手先でスイングし、右手首が伸びてしまうと、上体も伸び上がりダフりのミスにつながる。
堀尾研仁
1971年4月16日生まれ。岐阜県出身。デビッド・レッドベターに師事してゴルフティーチングの世界に入る。2001年に独立。2002年からツアープロ帯同コーチとして活動を始め、田島創志、髙橋竜彦の初優勝や、谷口徹の海外での活躍に貢献する。現在もツアープロコーチとして活動しながら、アマチュアゴルファーのためのKEN HORIO GOLF ACADEMYを運営している。
取材協力/マグレガーカントリークラブ
GOLF TODAY本誌 No.541 46~57より
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