アイアンのダフリ解消レッスン|第4回「フェアウェイバンカーの対処法
《全7回》第4回
アマチュアにとって、アイアンの最大の悩みといえば「ダフリ」。いくら練習場では上手に打てても、ゴルフ場にはダフリやすい厄介な状況がそこかしこにある。そんな厄介な状況からでもクリーンに打てるようになるヒントを、堀尾研仁が伝授!!
●第1回:どんな状況でもクリーンに打つための3つのポイント
●第2回:「左足下がり」の対処法
●第3回:「ツマ先上がり」の対処法
●第4回:「フェアウェイバンカー」の対処法
●第5回:「池越え&谷越え」のパー3の対処法
●第6回:「打ち上げ」パー3の対処法
●第7回:「打ち下ろし」パー3の対処法
「フェアウェイバンカー」でのダフリを止める!
左足だけ深く掘り、右を向いたまま打とう!
「フェアウェイバンカー」でダフってしまうのは、球を上げようとして上体が右に傾いて開き、手前にクラブが落ちてしまうから。これを解消するには、ボールを低く出すイメージを持ち、左足だけ砂を2回ほど削り深く埋めて、左足体重のやや左足下がりのアドレスを作るのがコツ。
この左足体重をキープし、顔をトップの向きのまま振り下ろせば、体が開くことなくクラブをしっかり上から下ろすことができ、クリーンヒットできます。
結果が気になって顔を上げると体が開く!
ボールを上げようとしたり、結果が気になって顔を早く上げると、あおり打ちになってクラブが早く落ちてダフりに。
【ここがポイント】
地面に足が沈むぶん短く握る。
左足を深く埋めるぶんだけ、クラブを約3センチ短く握ろう。
【ここがポイント】
ハンドファーストに構える。
ボールを低く打つイメージで、右肩を下げずにボールを少し右に置きハンドファーストの構えを作る。
【ここがポイント】
顔をトップの向きのままで振り抜く。
トップまでは普通と同じでOKだが、ダウンからはトップの顔の向きをキープして振り下ろすことが大事。そうすることで肩が開かず上からクラブが下りてきてクリーンに打てる。
堀尾研仁
1971年4月16日生まれ。岐阜県出身。デビッド・レッドベターに師事してゴルフティーチングの世界に入る。2001年に独立。2002年からツアープロ帯同コーチとして活動を始め、田島創志、髙橋竜彦の初優勝や、谷口徹の海外での活躍に貢献する。現在もツアープロコーチとして活動しながら、アマチュアゴルファーのためのKEN HORIO GOLF ACADEMYを運営している。
取材協力/マグレガーカントリークラブ
GOLF TODAY本誌 No.541 46~57より