アイアンのダフリ解消レッスン|第5回「池越え&谷越えのパー3の対処法」
《全7回》第5回
アマチュアにとって、アイアンの最大の悩みといえば「ダフリ」。いくら練習場では上手に打てても、ゴルフ場にはダフリやすい厄介な状況がそこかしこにある。そんな厄介な状況からでもクリーンに打てるようになるヒントを、堀尾研仁が伝授!!
●第1回:どんな状況でもクリーンに打つための3つのポイント
●第2回:「左足下がり」の対処法
●第3回:「ツマ先上がり」の対処法
●第4回:「フェアウェイバンカー」の対処法
●第5回:「池越え&谷越え」のパー3の対処法
●第6回:「打ち上げ」パー3の対処法
●第7回:「打ち下ろし」パー3の対処法
「池越え&谷越えのパー3」でのダフリを止める!
ティを低くして、左目でボールを見続けよう!
「池越え、谷越えのパー3」で絶対やってはいけないのが上げようとする動きと、結果を気にすること。この2つを直すためには、まずアドレスでのティの高さがポイントになります。ティが高いと下からあおる動きが生まれてダフりやすくなるので、ティはなるべく低くが鉄則。
そして結果が気になるのはわかりますが、左目でボールを見続けてスイングすることが大切です。こうすれば、顔が上がることなく軸を保ったままクラブがスムーズに下ろすことができ、結果、上げようとする動きや結果を気にすることなく、クリーンに打てるようになります。
ティを高くすると下からあおってダフる。
ボールが完全に地面から浮くようではティアップが高すぎ! 下からあおり打ちしやすくなり、ダフリの原因に。
【ここがポイント】
テークバックで顔を右に向けよう!
テークバックで顔の向きを右に向けるように動かすと、上体がスムーズに右に回りやすくなる。ダウン以降は左目でボールを見続けたまま腕を真下に下ろすように振り下ろせば、体が左に流れることなくクリーンヒットできる。
【ここがポイント】
フォローで右腕を伸ばそう!
フォローで右腕を伸ばそうとすることで、最後まで顔が上がらず、体がスエーしてしまうミスも防げる。
堀尾研仁
1971年4月16日生まれ。岐阜県出身。デビッド・レッドベターに師事してゴルフティーチングの世界に入る。2001年に独立。2002年からツアープロ帯同コーチとして活動を始め、田島創志、髙橋竜彦の初優勝や、谷口徹の海外での活躍に貢献する。現在もツアープロコーチとして活動しながら、アマチュアゴルファーのためのKEN HORIO GOLF ACADEMYを運営している。
取材協力/マグレガーカントリークラブ
GOLF TODAY本誌 No.541 46~57より