昨シーズン51位でシード獲得を逃した吉田鈴が暫定リランキング首位
日本女子ツアーの各トーナメントに出場できるか否かは「出場有資格者」リストの優先順位によって決まります。
シーズンを通じで出場が保証(資格が異なる「日本女子オープン」「TOTOジャパンクラシック」「リコーカップ」を除く)されているのは
○前年シーズンのポイントランキング50位以内=シード権保持者
○前年のトーナメント優勝者で前記に該当しない者
○永久シード保持者
○メジャー優勝者
などです。
各トーナメントは、上記の資格を持つ選手と主催者推薦で出る選手がエントリーした残りの枠を
○前年シーズンのポイントランキング51~55位
○前年シーズンのステップ・アップ・ツアー賞金ランキング上位2人
○QTランキング上位者
の順に埋めていきます。
この優先順位をシーズン開幕後の成績に応じて2回入れ替えるのが「リランキング」で、第1回は「ニチレイレディス」までの成績が採用されます。
毎週更新される「暫定リランキング」で現在1位は、昨シーズンのポイントランキング51位で惜しくもシード権を獲得できなかった吉田鈴となっています。
今シーズンは「富士フイルム・スタジオアリス」で5位。他にもトップ15が5回の成績で、シード権を争うポイントランキングでも18位となっています。
リランキングで40位以内には入りたい
第1回をクリアして第2回のリランキング(9月の「ミヤギテレビ杯」)までの出場資格を確保するためには概ね40位以内に入るのが目安となります。
「暫定リランキング」の2位は昨シーズンシードを失い、2022年「日本女子プロ」優勝の3年シードを行使せずにQTを受験して15位だった川﨑春花。
3位はQT4位の政田夢乃で4位はQT3位の福山恵梨といった面々が資格をキープできそうな順位にいます。
仲宗根澄香、平塚新夢、鳥居さくららが躍進
QT47位から「暫定リランキング」5位と健闘しているのが仲宗根澄香で、「ヤマハレディース」5位。「NTTドコモビジネスレディス」9位でポイントランキング30位はシードを狙える状況でもあります。
出場わずか3試合で大躍進の選手もいます。
平塚新夢はQT57位から19位に。
鳥居さくらは166位から26位へと限られたチャンスでポイントを稼いで大きく順位を上げました。
昨年は青木香奈子がQT134位→リランキング40位に!
昨シーズンはQTランキング134位だったルーキーの青木香奈子がツアーデビュー戦だった「Vポイント×SMBCレディス」で13位になってポイントを稼ぎ、第1回のリランキングを40位としたことが話題となりました。
第1回リランキングで40位だった選手の獲得ポイントは昨年の青木が33.36。
試合数がひとつ多かった2024年は李知姫の40.11でした。
これは3日間大会のトップ10。4日間大会だと17位で獲得できるポイントなので、今後の5試合で一発逆転の滑り込みをする選手が出てくる可能性も十分にあります。
逆にルーキーでQT1位の倉林紅は暫定リランキング37位。
QT2位の神谷桃歌も36位となっており、出場資格を維持するには「ニチレイレディス」までの5試合が踏ん張りどころとなります。
リランキング後、最初の試合は賞金総額4億円!の「EARTH MONDAMIN CUP」
リランキング後の優先順位は「ニチレイレディス」翌週の「EARTH MONDAMIN CUP」からすぐに採用されます。
賞金総額4億円。出場人数枠144人はいずれもシーズンで最高&最多。
4日間大会なのでポイント配分も3日間大会の1・5倍となるため、これに出られるかどうかはあらゆる意味で大きな差が出ます。
1打、ひとつの順位の差でリランキングの順位が変わり、出場資格に影響が出るかもしれません。
そう考えると、優勝争いに関係ない1メートルや50センチのパットを見る時も、緊張感が漂うものになりそうですね。
(文/森伊知郎)














