石川遼が一目惚れしたことで話題に!

「X-FOGED WEDGE」は、発売前にテストした石川遼が、顔も、打感も、音も、スピンもすべて気に入り、その場で持ち帰り、今年から参戦しているコーン・フェリーツアーに既に実線投入したことで、話題となっているウェッジだ。

キャロウェイ X-FORGED ウェッジ

打感は? スピンは? どんなウェッジなの?

オーソドックスな形状とシンプルな外観。何よりもS15Cを使用していることが大きな特徴。

S15Cを使用した軟鉄鍛造だからどれほど打感が軟らかいのかが気になるところだが、試打評価の前に、S15Cについておさらいしておきたい。

S15Cと言うのはJIS規格による表示で、Sはスチールを由来とした記号で、機械構造用炭素鋼を意味する。15Cは炭素含有量を示す。つまり、炭素含有量が0.15%の炭素鋼を示している。炭素含有量が低いほど、硬度が低くなるので、S25CやS20Cよりも軟らかい材料ということだ。

■打感と乗り感、バウンスの効きもGood

試打を行ったのは、DSPEゴルフスタジオヘッドコーチの高橋良明プロ。

まずは、気になる打感は、機体通りに非常にソフトです。弾かないのでボールの乗り感が強く、初速が出にくいのでしっかりと振ってスピンをかけやすい。安心して振れるので距離感も出しやすくなっています。

弾かずにボールが乗るのでスピンコントロールと距離のコントロールが容易。

オーソドックスな形状で、ツアータイプらしいコンパクトなサイズです。ヘッドを操作しやすいことと、開いても構えやすい「Cグラインド」でバウンス10度なので、ちょうどいいバウンスの効きが得られます。

少しフェースを開いて構えておいて、ロフトを立てながら振りやすくなっています。フェースにボールを乗せてスピンをかけながら低く出しやすくなっています。

ソール後方のトゥ側とヒール側を落とした「Cグラインド」と10度のバウンスで、開きやすさとバウンスの効きを両立。

フェースを大きめに開くと、バウンスの効きが強くなるので、バンカーでも使いやすいソール形状です。フェースの溝と溝の間にレーザーミーリングの効果で、濡れた状態でもしっかりスピンがかかります。

フェースの溝と溝の間には、縦方向と横方向の両方にレーザーミーリングが施されている。見る角度によって縦と横の両方の目が確認できる。
 

高い操作性に親しみやすさも備える

基本的には操作性に優れるウェッジです。ボールを高さと、スピンコントロールが出来る技術の高い人が、自在に球を操れる操作性の高さとソフトな打感が特徴です。

ただし、適度にバウンスが効くので、使用者を限定する難しいモデルというわけではなく、誰でも使えますから、ソフトな打感が欲しいなら、買って後悔することはないでしょう。

キャロウェイ X-FORGEDウェッジ

●素材/S15C(軟鉄鍛造) ●ロフト(バウンス)/48(10)、50(10)、52(10)、54(10)、56(10)、58(10)、60(10) シャフト/ダイナミックゴールド(S200)、N.S.PRO MODUS3 TOUR105(S)、N.S.PRO 950GH neo(S) ●価格/3万4100円

テスター/高橋良明(たかはし・よしあき)

1983年生まれ、東京都出身。2013年プロ入会。ツアーにチャレンジする傍ら、多くのゴルフメディアでクラブの試打を行って来たベテランテスター。DSPEゴルフスタジオ、ヘッドコーチ。