筋トレの前に背骨周りのストレッチと腕を振って打つ練習をやってみよう
「飛ばなくなった=筋トレ」はちょっと短絡的です。筋力がないと飛ばないというなら、小学生ゴルファーが200ヤード飛ばすのは無理ですからね。もちろん筋力はないよりはあった方がいいですが、筋トレをやる前に試していただきたいことがいくつかあります。
まずはストレッチ。おじさんゴルファーが飛ばなくなる原因の一つに体の各部位の可動域が狭くなっていることがあります。仮に筋力アップを図れたとしても、可動域が狭いままならスイング中の力みが大きくなるだけ。背骨や肩甲骨周りの関節や股関節が動かないとパワーを培っても伝えることができません。体がガチガチの人が地面反力を使おうとしても、パワーの伝達が途中で途切れてしまうのです。
絶対にやってほしいのは背骨を動かすことです。背骨を形成している一つ一つのブロック(椎骨)を動かすイメージをもち、上体を左右にひねる、背筋を伸ばしたり丸めたりする、左右に曲げるなどしてください。仕事の合間はもちろん練習やラウンドの前でもOKです。専門家によれば、人間は直前に動かしていたところを使おうとする傾向があり、スイング前に背骨、体幹を動かしておくと体幹を使おうとするそうです。実際に70歳代の方に試してもらったところストレッチが効いて飛距離が伸びました。


あまり変化がなければ次の段階へ。ズバリ、もっと腕を振りましょう。スイングは体の回転と腕を振る動きが連動してナンボですが、おじさんゴルファーは傾向的に腕の振りが足りません。リストもしっかり使って、ヘッドの運動量と加速度をアップさせましょう。ブラブラの腕で真っすぐ飛ばすのがゴルフで、腕に力が入ったら飛ばないことを感じてください。

目安としては、両足を揃えて立ち、腕とリストだけ使って打った時に、7割の距離が出るかどうか。7番アイアンで150ヤード飛ぶ人なら105ヤードは飛ぶので、それを確認できたら体の回転を入れてフルスイングに近づけていきます。もう一度初心に帰って再起動してみましょう、みたいな話ですね。ちなみに、ここでは「ストレッチ→腕振りショット」の順で紹介しましたが、順序を逆にしても構いませんので是非トライしてみてください。


勝又優美
かつまた・ゆみ JLPGAティーチングプロA級。就職したホテルが所有するゴルフ場勤務となりゴルフをスタート。ゴルフを楽しむ人々にふれ、日本の大人たちを笑顔にしたいとティーチングプロの道に。2010年に認定ティーチングプロとなり13年には A級ライセンス取得。やさしくてきめ細やかな女性らしいレッスンで大人気。堀尾研仁氏主宰の「KEN HORIO GOLF ACADEMY」に所属。



















