未発表モデルの“亀パター”が男子ツアーで存在感

「TRTL」は、その名の通り亀をモチーフに開発されたマレット型パターだ。特徴的なのは、ヘッド中央部を空洞化し、四方にウェイトを配置した独創的な設計。コンパクトな見た目ながら高慣性モーメントを実現している。
すでに日本男子ツアーでは使用者が増えており、先週の大会では以下の13選手が「TRTL」を使用した。池村寛世、大嶋宝、奥松良太、小西たかのり、加藤俊英、勝亦悠斗、呉屋陽星、近藤智弘、手嶋多一、伴真太郎、三島泰哉、森博貴、山下勝将。
日本ツアーにおける評価を確認するために来日したというキャロウェイ パター&ウェッジR&Dディレクターのエリック・ストゥーベン(Eric Stubben)氏。まずは“亀”をモチーフにしたパターという企画を受けた際の印象についてこう語った。

「日本から亀をもとにデザインしたパターという提案を受けて、良い考えだと思ったのは、まずマレット型が現在のトレンドであることと、4つのウェイトで重量を調整できることはツアーにおいては必要なことだと考えたからです。
開発において少し難しい部分は、コンパクトなヘッドで慣性モーメントを高くするという点です。ただ、もともとヘッドの中央を空洞にして四方にウェイトを配置するという設計コンセプトだったので、特に大きな障害はありませんでした」
「TRTL」のグローバル展開はすでに決定。ところで、次はどの動物をモチーフにする?

日本ツアーで高い評価を得ている「TRTL」だが、今後は世界展開も視野に入れているという。
「開発を進めていく中、試作段階で社内での『TRTL』に対する評価は高かったです。そして、すでにグローバルで展開するということは決定しています。ここ数年、『TRTL』のような日本企画のモデルはグローバルにおいても人気が高く、代表的なもので言えば『X-FORGED』アイアンなどがそうですね」
オデッセイの日本企画モデルといえば、キリンの長い首をモチーフにしたロングネックパター「GIRAFFE(ジラフ)」シリーズも話題を集めた。そこで、“次の動物シリーズ”の可能性についても聞いてみた。
「海の動物や魚はどうかという話があって、その中では鮫と鱏(エイ)が良いんじゃないかという話はしています。鮫を元にするしたら、どんなフォルムになるか? それはまだ秘密です」
亀をモチーフにした「TRTL」、キリンをモチーフにした「GIRAFFE」。日本独自の発想から生まれたモデルが世界へ羽ばたこうとしている。まずはツアーで13人もの選手が投入している「TRTL」が、今後どれだけ使用者を増やしていくのか注目したい。


















