カーボンコンポジットで飛びを変える! DUOが復活

ギリギリを超える初速を新たなコンポジットで!
ゴルフ歴が長い人であれば、プロギアの「DUO」という名前は知っているはずだ。2003年に発売された「TR DUOシリーズ」は、クラウン部をカーボンに置き換えた、世界初のカーボンコンポジット構造と、数年後に実施される高反発規制対策として、打ち出し角とスピン量の適正化で飛ばすという、それまでにはなかった発想が盛り込まれていた。発売当初は高反発モデルだったが、その後ルール適合モデルが発売され、飛距離性能の高さで大ヒットした。今では常識となっている「高打ち出し&低スピン」の元祖が「DUO」ということだ。
そんな「DUO」が、「RS DUO」として復活する。
「RS DUO」もカーボンコンポジットで飛距離を追求しているが、今度はフェースがカーボンコンポジットになっている。新しいテクノロジーで飛距離を伸ばす「DUO」とギリギリ設計で知られる「RS」が合体したことで、ルールギリギリなのに、ギリギリを超える飛びを実現したという。
それだとルール違反ではないかと思えるが、現在、ルールで規制されているのは飛距離や初速ではなく、専用の試験機で錘をフェースにぶつけた時の接触時間(CT)になっている。カーボンコンポジットの「DUOフェース」を開発したことで、接触時間(CT)は従来通りに「ルールギリギリ」でありながら、ボール初速を高めることに成功。ギリギリを超える飛びが得られるのが「RS DUO」ということだ。
早速、その気になる飛びと3つのモデルの特性をテストした。


RS DUO3タイプを打ち比べ
低スピン&つかまり控えめ操作性にも優れる「RS-F」
ディープフェースでヘッドの厚みもあり、ややオープンのフェース向きで、見るからにハードヒッター向けの印象です。その見た目の通りに、球のつかまりは控えめで、高初速、低スピンのライナー系の弾道が出ます。吹き上がりとつかまり過ぎを恐れずにハードヒッターが叩いて飛ばせモデルです。小ぶりなサイズで操作性にも優れます。

高初速でやや低スピンニュートラルな高さとつかまり「RS」
ディープフェースですが、クラウンがフラットなので適度に球が上がって中弾道が出ます。高初速とやや少なめのスピン量で伸びのある弾道になります。コアモデルらしくフェース向きも球のつかまりもニュートラル。球の弾きで初速が上がりますが、球の乗り感も持っているのでドローやフェード弾道の操作性も備えています。

高慣性モーメント&高初速高弾道で真っすぐ飛ばせる「RS-MAX」
フルサイズとシャロータイプの大型ヘッドで慣性モーメントが大きく、適度にバックスピンもかかります。ややフックフェースでオートマチックに球がつかまり「DUOフェース」の高初速を生かしてキャリーで飛ばせます。高慣性モーメントによるヘッドの直進性で、ストレートボールを打ちやすいモデルです。球の高さが欲しい人にオススメです。

カーボンとは思えない金属音で高初速なのに球の乗り感もある

3つのモデルに共通している点は、初速の速さと打感、打球音です。フェース表面にカーボンを使用しているのに、高反発のような金属音と弾きの強さで初速が上がります。しかも、弾きは強いのに、球の乗り感が強く、打ち出し方向をコントロールしやすくなっています。それでいて3つのモデルで、球のつかまりとスピン量の差が明確で、自分に最適なモデルが選びやすくなっています。打ち比べて自分合った弾道を得られるものを選べば、最新の飛距離が手に入るはずです。


高橋良明
(たかはし・よしあき)1983年生まれ、東京都出身。2013年プロ入会。ツアーにチャレンジする傍ら、多くのゴルフメディアでクラブの試打を行って来たベテランテスター。DSPEゴルフスタジオ、ヘッドコーチ。





















