LIN-Q パワーコアは3色の違いがとにかくわかりやすい

T島 今回は6月11日に発売されたばかりのUSTマミヤ「LIN-Q パワーコア」シリーズのレッドとホワイトについてです。ここ最近、シャフト四大メーカーの新製品がツアーに投入されていて、いろいろな情報が聞こえてきています。

金子 「LIN-Q パワーコア」は今年2月にブルーが発売されましたよね。これで「LIN-Q パワーコア」シリーズ3モデルが出揃いました。

T島 色で特性の違いを表すのは今やシャフトメーカーのトレンドです。藤倉コンポジットの「ベンタス」シリーズが元祖だと認識している方がいるかもしれませんが、実は2004年の「ディアマナ」シリーズが源流です。青が中調子系、赤が先調子系、白や黒が元調子系という流れですね。

金子 三菱ケミカルの「TENSEI」はバリエーションが増えていますからね。オレンジなどもありますし。

T島 さて、USTマミヤのフィッティングラボにお邪魔して、「LIN-Q パワーコア」のレッドとホワイトを打ってきました。もちろんブルーもそろえて試打しました。

金子 前作「LIN-Q EX」シリーズも3色展開でしたが、US発信ということもあって結構ハードでしたよね。

T島 そうですね。「LIN-Q パワーコア」は総じて扱いやすくなっています。振動数などで比べるとそこまで大きな違いはないのですが、3モデルの違いがすごく素直に表現されています。

金子 手元のしなり感があって先端の動きが素直なブルー、手元のしなり量が少なめで先端が動くレッド、手元がしなって先端がしっかりしているホワイト、という感じでしょうか?

T島 素晴らしい。そう、すごくシンプルでわかりやすいシャフトです。まあ、これって藤倉コンポジットの「ベンタス」シリーズにも同じような説明になりますよね。でも、言葉にすると同じなのに、打ってみると全然違うシャフトなんですから難しい(笑)。

金子 「LIN-Q EX」シリーズと比べて扱いやすいと感じたポイントはどこですか?

T島 「LIN-Q EX」シリーズより張り感が抑えられていて、「LIN-Q パワーコア」シリーズはスムーズにしなる感じなんです。滑らかにしなると言ったほうがいいかな。US発信らしさは残しながらも扱いやすくなっています。その違いが大きいと思います。振動数はそこまで変わらないんですけどね。

金子 T島さん、ブルーが発売された当初はあまり良い印象を持っていなかった記憶がありますが?

T島 それがですね。改めて3色打ったらブルーが一番気持ち良かったんです。適度につかまって飛距離も出る。ホワイトはつかまえにいっても気持ち良いフェードになります。レッドは高弾道でスピン量も増える。すごくわかりやすいので勧めやすいですね。

金子 T島さん、「ベンタス」もブルーが好みですものね。だったら「他メーカーでどの色が好きか」で絞り込むのもアリかもしれませんね。

T島 それはそうだね。T島的には「ベンタス」も「LIN-Q パワーコア」もどの色も好きなんだけど、使うヘッドによって悩みたいかな(笑)。

金子 全部打てるけど、ヘッドの特性や出したい球筋で選びたいという感じですね。

画像はUSTマミヤ公式ページより抜粋。

フレックスや重量表記だけでシャフトは選べない

T島 それから、US発信シャフトあるあるなんですが、Rでもしっかりしています。「ATTAS」シリーズならSを選ぶ人でも、「LIN-Q パワーコア」ならRになることもある。振動数的にはそんな感じです。重さも「5」と書いてありますが、実際はほぼ60グラム台です。これもUS系シャフトあるあるですね。

金子 重さや硬さを決めつけないほうが成功率は高まります。これはシャフト選びあるあるですね。

T島 どの色も5Rから打ったんですけど、「あれ?」となったんですよ。なんだか当てにくくて。でも、5Sにしたらどのモデルもすごく打ちやすくなりました。6Sが一番飛んだけど、息が切れる(笑)。

金子 T島さんらしいですね。重くて硬いシャフトだと一生懸命振るから飛んでしまう。ミート率も上がる。フィッティングあるあるです(笑)。

T島 使うなら「LIN-Q パワーコア」のブルー5Sか、ホワイト5Sかな。迷うなぁという感じです。

金子 T島さんは「26 ベンタス TR」ならブルー5R、レッド5Rなのに面白いですね。フィッターとして正直に言うと、ヘッドスピードや年齢で重さや硬さを決めないほうが良いです。

T島 そうだね。その基準で選ぶと、俺なんか40Rしか選べない(笑)。

金子 大蔵ゴルフスタジオのフィッティングでは、まず問診で20本くらいまで絞ります。でも実際に打っていただく中で、重さや硬さを追加することがほとんどです。

T島 「私は50グラム台のSを使っています」と申告されても、それが本当に合っているとは限らないからフィッティングに来られるわけですしね。

金子 そうなんです。T島さんみたいに軽いものを使いたいと言いながら、結局50グラム台後半に落ち着く人も多いんですよ。

T島 一発飛ぶのはいつもオーバースペック気味のシャフトなんです。

金子 だから少しオーバースペック寄りを試してみると結果が良かったりします。最近のT島さんは迷いがなくなりましたよね。

T島 無駄遣いという経験を積み重ねて、ようやく結論にたどり着きました(笑)。

金子 ということで、USTマミヤ「LIN-Q パワーコア」シリーズ、T島さん的にはかなり好きということでよろしいでしょうか?

T島 シャフトが勝手に仕事をしてくれるわけではないですが、すごく気持ち良く振り切れましたし、ミート率も高かったです。頑張って振っても方向性が良いので、どんどん振りたくなるシャフトですね。

金子 最後に、重さや硬さを決めつけないほうが本当にマッチしたシャフトを見つかりやすいです。T島さんのように少し硬めが気持ち良い人もいれば、少し柔らかめのほうが気持ち良い人もいます。ゴルファーそれぞれなので、ぜひいろいろ試してみてください。

T島 ちなみにUSTマミヤのフィッティングラボ、改装してさらにいい感じになっていました。興味がある方はぜひ。大蔵ゴルフスタジオでもいいけど(笑)。

金子 大蔵ゴルフスタジオでも、皆さんにマッチした驚きのチョイスを見つけますよ。

「LIN-Q パワーコア ホワイト」SPEC

「LIN-Q パワーコア ブルー」SPEC

「LIN-Q パワーコア レッド」SPEC

T島氏のプロフィール
ゴルフ関連のライター、動画撮影編集、ブロガー、フォトグラファー、YouTuber的な(笑)、いろいろやってます。ゴルフ、クルマ、カメラ、音楽、映画、ガジェット、が好きです。以前は、店舗の運営、出店、立て直しを25年やってましたが、何故かこんな仕事をしています。

取材協力/大蔵ゴルフスタジオ世田谷

住所:〒156-0053 東京都世田谷区桜3-24-1 オークラランドゴルフ練習場内

営業時間:11:00〜19:00

定休日:毎週月曜日

TEL:03-6413-9272

https://www.ogs-p.jp

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