3年かけて開発!ボールの変形を抑える
3月6日に発売された『JPX ONEシリーズ』は発売前から話題になり、発売日には初回生産分がほぼ完売する異例の大ヒットを記録した。注目された理由は世界初となるナノアロイフェース。約3年の開発期間をかけて、チタンフェースの上に0.4mmナノアロイ樹脂を重ねるという世界初のドライバーを誕生させた。フェース全体がたわむようになったこと、ボールの余計な変形を抑えることに成功。それが無駄なエネルギーロスを抑えてボールスピード、飛距離アップにつながった。このアイデアはミズノから発売されて大ヒットした軟式バット『ビヨンドマックス』を応用した技術。野球経験者には魅力的なテクノロジーだったこともあり話題になっている。石井良介に話を聞くと、

「話題性だけではなく、たしかにボールスピードは出ます。トラックマンで計測したミート率は安定して1.48~1.50が出ました。ミート率は1.5が出ればトップクラスだと言われていますが、その領域に到達しています」
それでは1モデルずつ、トラックマンで計測しながら打っていきましょう!
JPX ONE
中スピン・高初速! 顔も日本人好み

私も野球経験者なので、もちろん『ビヨンドマックス』のことは知っていました。しかし、まさかドライバーに応用されるとは思ってもいませんでした。
発売前から話題になっている『JPX ONE』ですが、たしかにボールスピードは今までのミズノのドライバーと比べると格段に速くなっています。ヘッドスピード43m/s前後で打って、ボール初速が65m/s前後。ミート率は安定して1.48を超えていました。この数字は海外メーカーにも負けていません。
今回の『JPX ONE』はチタンフェースの上にナノアロイフェースを重ねるという世界初の構造で話題になっています。打感が気になる人もいるでしょうが、感覚的にはナノアロイの樹脂よりも、金属的なフィーリングを強く感じました。インパクトの瞬間にはムチっとした感じもありますが、それよりもチタンフェースのドーンと押すパワーが強い。このチタンフェース自体の反発性能が相当高いと思います。
JPX ONE セレクト
操作性をプラスしてセミアスリート仕様に!

『JPX ONE』もオーソドックスな形状で構えやすかったですが、『JPX ONEセレクト』はさらにシャープな洋梨型。90年代からゴルフを続けているベテランゴルファーは『JPX ONEセレクト』の顔が好きな人が多いと思います。私もその1人です。
打感やスピード感は『JPX ONE』とほとんど同じで、ボールスピードも速いです。こちらもミート率が148出ていたので、初速性能は高いです。『JPX ONE』と比較するとバックスピン量は200~300回転くらい少なくなっていました。その上で『JPX ONEセレクト』は操作性があって小回りが効きます。『JPX ONE』はスクエアフェースですが、『JPX ONEセレクト』は少しだけ逃げ顔になっているので、叩くイメージを出しやすいです。『JPX ONE』はヘッドスピード40~42m/sくらいのゴルファーにマッチしますが、『JPX ONE セレクト』は43~45m/sがメインターゲットになります。

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