UTを駆使して“最難関ホール”で4ラウンド全てバーディー!
悪天候に見舞われ、27日の土曜日は競技が完全に中止となった大会は、終了が29日の月曜日午後4時近くになりました。
そのタフな戦いを制したのは「キューティー」と「ビューティフル」からちなんだ「キューティフル」の愛称で呼ばれる韓国の人気選手、パク・ヒョンギョンでした。
愛くるしいルックスと会見に片言の日本語を織り交ぜるサービス精神の一方で、キャディバッグの中身はなかなかにハードなものです。
自身もプロゴルファーでコーチでもあり、今大会はキャディを務めた父のセスさんいわく「今週活躍したのはUT。11番は長いパー4(413ヤード)だったけど、4日間とも2打目にUTを使って全部バーディーだった」と言いました。
この日は第3Rの7番ホールからプレーを再開。5ホール目の11番はこのラウンドで唯一フェアウェイを外したものの、2打目は左ラフから3Uで打つと1メートルに乗せてバーディーを奪います。
最終Rでも207ヤードを2Uで1.5メートルに乗せて、ここもバーディー。
11番は第3Rまで難易度が1位。
最終的には3位でしたが、4ラウンドトータルで全選手合わせたバーディー数が17個しかなかったうちの4つをひとりで奪ったのですから、これが勝利につながったのは間違いないでしょう。
UTを2番から入れる意外な理由
2、3、4番と3本が入っているUTはブリヂストンの「ツアーB X-H」です。
ロフト18度の2番から入れている理由は「お父さんが決めているので」と笑いながら説明します。
それでも「UTは使い方によって色々な状況に上手く対応できます。色々な打ち方もできるので、好きです」と女子には難しそうな2番から3本を入れて駆使している理由をきちんと説明してくれました。

ピンチで奪ったバーディー サークルTを“復活”させて、すぐに優勝
パターはスコッティ・キャメロンのマレット型、「サークルT F5」を前週の試合で復帰させてすぐに優勝という結果を出しました。
このサークルTは韓国ツアーで8勝したうち、2勝目と3勝目の時に使っていたものだそうです
この1年ほどはオデッセイを使っていたのを「雰囲気を変えたかった」ことでスイッチしてすぐに優勝するのだからいいインスピレーションを持っているようです。

この時点で首位だった稲垣那奈子と菅楓華に1打差で迎えた9番パー3はティショットを左に外しますが、セミラフから20ヤードで池に向かって下るラインをパターで打って沈める見事なバーディーを奪います。
同じくグリーン左に外した同組の倉林紅と阿部未悠がボギーだったのに対して、ここで首位に並ぶバーディーを奪ったことで勝利への流れを引き寄せたといえるでしょう。
日本ツアーに本格参戦するかについては「ゆっくり考えます」とのこと。
「イ・ボミ2世」とも呼ばれますが、正式にメンバーとなったら通算21勝。2015&2016年に賞金女王となった“本家”どうように手強い存在になりそうです。
(取材・文/森伊知郎)















