金曜日の午後1時半に中断→台風の影響で再開は42時間半後の日曜日午前8時!
今年の「EARTH MONDAMIN CUP」は第2Rを行った26日の金曜日午前に雷雲接近のため42分間中断しました。
再開後、午後1時半には再び雷雲接近で中断。その後の天候の回復が見込めないことから午後3時半にサスペンデッドとなりました。
さらに27日の土曜日は台風接近による悪天候が見込まれたために中止となり、コースもクローズに。
28日の日曜日は当初午前7時に再開予定だったのが、コース整備のために1時間遅れ、中断の時間はトータル42時間半にも及びました。
継続中のラウンドの中断でインターバルが丸々1日入るのは異例のことです。
大会が発表した各日正午の気象データは26日が「曇り時々雨 気温26.3度 南南西の風5.0メートル」だったのに対して28日は「曇り時々雨 21.8度 東の風3.9メートル」でした。
風向きに加え、土曜日の雨でグリーンのスピードを示すスティンプメーターが金曜日の13に対して日曜日に引き続き行われた第3Rのデータとして発表された数字は11 1/2でした。
数字が大きくなるほど柔らかいことを示すファームネスメーターも金曜日の266に対して日曜日は288。
これだけコンディションが違うとスコアに影響はありそうです。
そこで、金曜日と日曜日に第2Rの18ホールを“完走”した選手のスコアを比べてみました。
平均スコアは金曜日75.357VS日曜日72.366
金曜日に第2Rの18ホール全てをプレーできたのは42人。
60台はテレサ・ルー(68)ひとりだけで80台が4人。アンダーは5人で平均スコアは75.357でした。
一方、日曜日に第2Rの18ホールをプレーしたのは30人で、60 台は倉林紅(67)とパク・ヒョンギョン(68)の2人。
アンダーは13人で80台はおらず、平均スコアは72.366と約3打の違いがありました。
第2Rはホールロケーションが左右のエッジから5ヤード以下のホールが半数の9ホールありましたが、グリーンが遅く柔らかくなって積極的にピンに対して突っ込むことができたのがスコアの差になったと思われます。
「ブリヂストンレディス」はプレーしたラウンドがキャンセルに 今回との違いは?
5月の「ブリヂストンレディス」2日目は雷雲接近のため2時間半遅れでスタートした第2Rが1時間48分後に中断。天候の回復が見込めず翌日との気象条件の差が激しいことが予想されたために、すでにプレーされたスコアはキャンセルされ、翌日に改めて第2Rを行いました。
今回の「EARTH MONDAMIN CUP」のようにすでにプレーしたスコアを採用がするかどうかは、残りやプレーされたホール数。残り日程の天気予報などの条件を見て、ツアーと大会主催者が協議して決定します。
史上最高の賞金総額4億円の大会は、予備日を使ってでも72ホール完走することをポリシーに掲げています。
今回は台風接近のため金曜の時点で翌土曜日のプレーが不可能と判断されており、プレーをキャンセルすると日月の2日間で3ラウンドを消化するのは困難。
すでに18ホールを終えた選手が42人もいたこともあってスコアがキャンセルとはなりませんでした。
大混戦の最終日 プレーオフになっていたら異例のやり方で実施されていた!
日曜日に日没サスペンデッドとなった第3Rの残りと最終Rで30ホールプレーした選手もいた最終日は首位が目まぐるしく入れ替わり、プレーオフの可能性も十分にありました。
通常は18番ホールを使うプレーオフが今回は9番のパー3を使用。
さらに最終Rでは実測187ヤードでプレーされていたのを81ヤードも前に出して106ヤードでプレー。
勝負がつかなかった場合に2ホール程度で切り替えるホールロケーションも、プレーオフ最初のホールでいきなり切り替えることが予告されていました。
グリーン右手前に池が広がるホールは4ラウンドトータルで7つのトリプルボギーがありました(全ホール合計では10個)。
ウェッジで打つ距離になるプレーオフではより池に近いスリリングなホールロケーションになったと思われます。
前週「ニチレイ」では史上最長2時間超えのプレーオフになりました。
「EARTH MONDAMIN CUP」最終日は全組ホールアウトが午後4時前。
「ニチレイ」のようなことになったら日没になってしまうことが懸念され、短い時間で決着がつくパー3で行う予定だったのでしょう。
試合は韓国のパク・ヒョンギョンが1打差で逃げ切って日本ツアー初優勝を挙げましたが、スリリングなプレーオフも見てみたかった気がします。
(取材・文/森伊知郎)
日本女子ツアー 月曜日決着大会の結果
| 年 | 大会名 | 優勝者 | スコア |
|---|---|---|---|
| 1997 | 日本女子オープン | 岡本綾子 | +7 |
| 2020 | アース・モンダミンカップ | 渡邊彩香 | -11 |
| 2021 | 日本女子オープン | 勝みなみ | -14 |
| 2024 | アース・モンダミンカップ | 小祝さくら | -16 |
| 2026 | EARTH MONDAMIN CUP | パク・ヒョンギョン | -12 |
※「アース・モンダミンカップ」と「EARTH MONDAMIN CUP」は同一大会で、大会名称が変更されています。













