ツアープロは「TRTL」の座り、調整機能、フェースインサートを高く評価
今年5月にツアーローンチされるや、右肩上がりに使用者を増やしてきた「TRTL」。国内男子ツアー直近の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」では15名前後、女子ツアーでは「ブリヂストンレディス」から「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」までで10名以上の選手が使用またバッグに入れているのを確認できた。オデッセイのツアー担当を長年務めている中島申隆氏も「これほど反応のいいモデルはツノタイプ(2007年発売の「ホワイト・ホット XG #7」)が登場したとき以来かも」と驚くほどの人気振りである。
「TRTL」がこれほど多くの選手に選ばれるのはなぜか。プロと常日頃から意見交換を行っている中島氏によると、①コンパクトですわりのいい形状、②調整可能な4箇所のウェイト、③新しいフェースインサートの3つがとくに評価されているという。

日本発 “亀”モチーフのデザインが直進安定性と構えやすさを両立した

モデル名の由来となったデザイン〜六角形の亀の胴体の四隅にウェイトを置いたレイアウトは単に座りがいいだけでなく、効率よく慣性モーメントを大きくできる手法でもある。そのおかげで「TRTL」は操作性を損なわないヘッドサイズに収めつつ高い直進安定性を実現している。六角形の2辺が目標に向かって絞られていく視覚効果や太く白いサイトラインとあいまって構えに集中しやすいのも特長だ。
また、4箇所のウェイトを交換することで重心の深さやフェースバランスをきめ細かく調整することが可能。4種類あるネック形状と合わせてどんなストロークタイプにもフレキシブルに合わせることができる。
そして、「TRTL」に採用されたウレタンとアルミの新しいデュアルインサートは従来のAi-DUALインサートよりも音が高めで、芯のある打感やより強い転がりを求める選手のニーズに合致する。

座りが良くターゲットに合わせやすいヘッド形状。コンパクトなので操作性もある。

4つのコーナーに交換式ウェイトを配置。前を重くすれば操作性、後ろを重くすればオートマチック感が増す。

ウレタンとアルミの2層インサートを採用、やや高めの打音はタッチを出しやすくしっかり打てる。
「TRTL」って実際どうなの? 使用しているプロに聞いてみた

「TRTL」のヘッド形状を気に入って使用しているのは山田大晟。
「慣性モーメントが高く、ターゲットに対してラインを出しやすいヘッドです。フェースにはAiが入っているのでミスに強く距離が合います。フェースバランスの度合いも変えられるのでアジャストしやすいところも気に入っています」
ちなみに山田はフェースをダマスカスにカスタムしているため、前方2箇所のウェイトを取り外して重量を調整している。

ルーキーの竹原圭吾は「TRTL」の打感のよさがパターチェンジの決め手となったという。
「『Aiデュアルインサート』はちょっとやわらかく感じましたが、『TRTL』はそれよりも音が出て転がる感じです。長く使っていた『ホワイト・ホット ロッシー』に近い打感なのでスームズに替えることができました」
ウェイトはインパクトロフトが適正になるよう後方を重くしているという。

神谷そらは座りの良さを一番に挙げる。
「地面にピタッと置けてトゥ側が浮いちゃうこともないので構えやすいです。『ELEVEN』と形状が似ているので違和感なく使えました。ボールの直進性がすごくありますね。打感は『ホワイト・ホット』よりはしっかりしていて、弾き過ぎず弾かなさ過ぎずでちょうど良く感じました。デザインも可愛い!」
サイ・ペイインはスクエア2スクエアタイプの構えやすさがお気に入り。
「『TRTL」は他のゼロトルクパターと違ってシャフトの入り方や角度が控えめで違和感がありません。それに視覚的にも感覚的にも手とフェースの面が重なるのでターゲットに合わせやすく、このゼロトルクなら使えるなと思いました」


エイミー・コガは「ニチレイレディス」初日スタート1時間前に初めて触った「TRTL」をそのまま試合で使ったそうだ。このヘッドは、選手の多様なニーズに応えるため、通常のデザインとは違うものを数種類用意されていたものひとつとのこと。
「デザインが違うものがあったので試してみたら良い感じでした。もともとクランクネックを使っていたし、小さなドットのデザインが構えやすく、すぐにフィットしてそのまま使うことにしました。ボールが“飛んで”くれるので転がりもいいです」
ツアープロも納得する構えやすさ、フレキシブルなウェイトシステム、打感と転がりの良さ、パターに求められる機能をすべて満たした「TRTL」が、大ヒットした「2ボール」や「ロッシー」、「#7(セブン)」のようにオデッセイを代表するモデルの一つになりそうだ。
















