25ヤードをチップインバーディー! 笑顔でプレーオフを締めくくり

最終日の18番パー5。

シーズンを締めくくるホールは残り25ヤードからの4打目がカップに吸い込まれるチップインでのバーディーでホールアウトすると満面の笑みを見せました。

PGAツアーはレギュラーシーズンとプレーオフシリーズでひと区切り。最後のホールはパターを手にしないという意外な形で終えました。

優勝なしもPGAツアー進出後初の予選落ちなし

今シーズンは2月の「WMフェニックス・オープン」でクリス・ゴッターアップにプレーオフで敗れた2位が最高順位。

23戦に出場してトップ10は6回。

まだフォールシリーズの試合がありますが、現段階では予選落ちが一度もなく、これは2013年にPGAツアーを主戦場にして以来初めてのことです。

連続予選通過数はマキロイやシェフラーも突き放し、ツアー1位を独走中!

最後に予選落ちしたのは昨年5月の「全米プロ」のこと。

次戦の「チャールズ・シュワブ・チャレンジ」から続く連続予選通過は34まで伸びてPGAツアー全体で堂々の1位となっています

これは2位のキャメロン・ヤングの25。3位のローリー・マキロイの20などを大きく話してトップを独走中。

ちなみに「ツアー選手権」を逆転で制して年間王者となったスコッティ・シェフラーは7月の「スコティッシュ・オープン」で予選落ちしているので、現在の連続予選通過数は5で34位です。

ツアー全体の平均は4と意外にも少ないものになっています。

これと比較すると、松山の数字がいかにすごいかがわかるかと思います。

「いいゴルフができつつある」

ホールアウト後にU-NEXTのインタビューに答えた松山は「なかなか思うようなゴルフはできなかったですけど、最後はいい形で締めくくれて良かった。(今シーズンは)優勝もできなかったですけど、この7連戦中で4週連続トップ10に入れたりして、いいゴルフできつつあるので、少しずつきっかけが見つかりそうな感じなので、それを安定して出せるように日々練習していきたい」と話しました。

今後は9月24~27日にイリノイ州のメダイナGCで開催されるアメリカ選抜VS世界選抜の「プレジデンツ・カップ」に出場し、その後は横浜CCでの「ベイカレントCレクサス」に出場することが決まっています。

2019年に「ZOZOチャンピオンシップ」として始まった日本で開催されるPGAツアーの大会で松山は第1回大会で優勝したタイガー・ウッズに次いで2位。

コロナ禍で国をまたぐ移動が大幅に制限されてアメリカで開催された2020年は28位。

そして2021年は優勝という成績となっています。

2021年の松山は4月に「マスターズ」で優勝したものの、その後のツアーではトップ10が1回で、最終戦の「ツアー選手権」も26位でした。

最終戦で21位だった今年も大会名が「ベイカレントCレクサス」となった大会での勝利が期待されます。

「来年もっといいショットが打てるように」と昨年大会最終日に話していた

所属契約するレクサスが名称に入り、自身の発案で実施されるアマチュア予選も行われる大会ということで松山としては奮起しないわけにはいきません。

昨年は20位という成績でしたが、最終日に4バーディー、ノーボギーでホールアウトした後のメディア対応では「来シーズンに向けていいきっかけだと思います。来年(の大会で)もっといいショットが打てるようにしたいです」と早くも今年の雪辱を誓っていました。

PGAツアー通算11勝の松山ですが、「WMフェニックス・オープン」での2016&2017年の連覇と、2015年に2位だったことを除くと優勝した試合の前年大会でトップ10に入ったことはありません。

それだけに今年の「ベイカレントCレクサス」では、ファンとしても大いに期待して応援したいものです。

(文/森伊知郎)

ツアー選手権とベイカレントCレクサス(2024年以前はZOZOチャンピオンシップ成績)

ツアー選手権スコア 順位 ベイカレント(ZOZO)スコア 順位
2019 66・75・66・71 9 65・67・65・67 2
2021 77・65・69・70 26 64・68・68・65 優勝
2022 70・66・63・70 11 71・69・66・71 40
2024 70・70・68・67 9 71・71・66・68 46
2025 69・69・76・69 29 72・68・69・67 20
2026 72・68・69・67 21

※2020年は「ZOZOチャンピオンシップ」がアメリカ開催

※2023年は「ツアー選手権」不出場のため、割愛