知る人ぞ知る高性能シャフトを打ってみた!

「シンカグラファイト」のシャフトと言ってもあまり知らない方もいらっしゃるでしょうが、実は知る人ぞ知る高性能シャフトなんです。最近ではプロの使用者もちょこちょこ増えてきて、結果も出ているんです。最近では初優勝を遂げた吉澤柚月プロがドライバー、フェアウェイウッドに「LOOP SLASH 6」を挿れているんですよ。その「LOOP SLASH 6」には2種類のモデルがあるので、両方をコースに持ち込んで試してみました。

まず「LOOP SLASH 6」ってどんなシャフト? ってことですが、初期LOOPシリーズの「BW」と「H.D」の特徴を踏襲しながら、飛距離と正確性をさらに追求したシャフトということです。素材には東レ製第3世代プリプレグ材料「T1100G」の採用に加え、高弾性x高圧縮強度を持つ先進材料「M40X」をフルレングスに採用。これによりクセのないシャフト挙動と抜群の飛距離性能を発揮します。またオフセンターヒット時でもサイドスピンとエネルギーロスを抑え、安定した正確性と飛距離を実現。競技志向ゴルファーが求める「ヨレ感のなさ」を追求したシャフトに仕上がっています。

「LOOP SLASH 6」には2種類あり、手元側にハリがありカウンターバランスとなる「TYPE-B 」、そして手元側が程よく粘る「TYPE-R 」となっています。

まずは「TYPE-B」を試打してみました。コスメは濃いめのブルーで、先端に向けて黒くなっていくデザインとなっています。カタログ数値ではフレックスSで61gのトルク5.1ということです。ちなみに吉澤柚月プロが使っているのはこの「TYPE-B」でドライバーに「X」をフェアウェイウッドに「S」を挿れているそうです。

打ってみると、確かに手元側にハリ感を感じますね。切り返しでは手元のしっかり感がありながら、ハーフウェイダウンあたりから結構なスピード感でヘッドが戻ってきます。カウンターバランスが効いているので、振り感は軽めで、とてもスムーズに振り切れる感じ。スピード感があると言っても、先端が動きすぎることなく、しっかりと押し込むような感覚がありますね。つかまりも結構良くて、フェードヒッターの僕だとつかまったフェードが打ちやすいです。弾道的には中高弾道という感じで、強い球になりますね。スイング中にヘッドがよれる感じもなく、ミスヒットでもヘッドのブレは少ないです。スピンも少なめなので、飛距離性能はかなり高いですね。ホームコースでも、いつもより飛んでるな~というのが何度かありました。

次に「TYPE-R」です。コスメは濃いめのレッドでこちらも先端に向けて黒くなっていくデザイン。カタログ数値ではフレックスSで64g、トルク3.9ということです。

打ってみると、こちらは「TYPE-B」とは違い手元側がしなって、粘ってくれる感じがありますね。切り返しで自然とタメができるような感覚。そこからも自然な戻りで、インパクトでヘッドが戻ってくる感じです。スピード感はありませんが、溜まったパワーがインパクトでドーンとくる感じがします。中間から先端に関してはねじれもなく、ブレるような動きは全くありません。しっかりと叩けば叩くほど飛距離が伸びそうな感じがします。弾道はこちらも中高弾道という感じですが、少しこちらの方が低めかなという感じ。つかまりはそこまで良くありませんが、操作性はあるので、つかまえていくことはできますね。スピン量はかなり少なめで、ランも出るのでこちらも飛距離性能はかなり高そう。叩ける人ほど飛ばせそうです。個人的にはこちらの方が切り返しでのタイミングは取りやすかったです。

今回「シンカグラファイト」の「LOOP SLASH 6 TYPE-B」と「LOOP SLASH 6 TYPE-R」をコースで打ち比べましたが、両方とも飛距離性能はかなり高いながら、しっかりとタイプの違う仕上がりになっていました。しなり戻りの速さとカウンターバランスによる振りやすさが特徴の「TYPE-B」。そして手元の粘りでタメが自然とでき、叩いていける「TYPE-R」。個人的には「TYPE-R」の切り返しでの感覚が好きですが、「TYPE-B」のスピード感も捨てがたいという感じ。吉澤プロとお揃いシャフトを使いたいという気持ちもあるし(笑)。

皆さんもぜひ試打できるゴルフ工房などで試してみてください。自分に合うタイプが見つかれば飛距離アップに繋がると思いますよ。


ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ。
京都府出身。様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラムを寄稿。
毎週水曜の22時からYouTubeライブで生放送「野村タケオゴルフバカTV!」を放送中。