今回僕が試打したのはタイトリストの「GTS300 Mini Driver」です。前作のミニドラは280ccと少し小さめヘッドでしたが、今作では305ccとなり見た目にも安心感が増えて優しさも増しているようです。個人的にも前作は少し小さすぎて不安になる部分もあったので、このサイズアップは大歓迎。

ヘッドはチタンボディと鍛造フェースを採用したコンポジットクラウン構造となっています。フェースには「鍛造Lカップフェース」を採用することでフェース下部でのヒットにおけるパフォーマンスを高めています。またフェース下部からソールにかけて回り込むインサート構造がボール初速を維持し、安定した打ち出し条件と心地よい打音・打感をもたらしています。
ヘッド形状はタイトリスト独自の空力設計を取り入れており、ヘッド後方が長く伸びたテール形状になっています。この形状が空気抵抗を抑え、スイングを変えることなく、より速いヘッドスピードを引き出してくれます。

前作同様に前後の「デュアル・ウェイト・システム」も採用され、ヘッド重量と重心位置を精密に調整できます。浅重心にして強い低スピン弾道を狙うこともできれば、深重心にして打ち出し角と寛容性を高める調整も可能。プレースタイルに合わせて細かく弾道をチューニングできるようになっています。
構えてみると、形状は惚れ惚れするような綺麗な形。洋梨に近いような形でとても構えやすい。この辺りは流石にタイトリストという感じがします。ヘッド体積も305ccになったことで、前作よりもかなり安心感が増しました。小さすぎることもなく、振り抜きやすさを感じる大きさですね。

試打したシャフトは純正の「TENSEI 1K Blue RIP」の65Sです。カタログ数値だと68gでトルク3.9ということです。ヘッドのロフトは13度となっています。
まずはティアップして打ってみました。構えてみると形状がいいので、狙った方向に構えやすいです。フェアウェイウッドに比べるとヘッドは大きいし、ディープ形状になっているので安心感はかなりありますね。
打ってみると、とにかく打感がいい。ガキッという低めの音がして、しっかりと詰まった打感を感じます。厚い当たりになっているな〜と感じるような打感。

弾道は思ったよりも高くて中高弾道くらいで、直進性がとても高いです。シャフトは中間あたりが結構しなる感じで動き大きめ。ヘッドが動く感じがあってつかまりやすいですね。ヘッドの操作性も高いので、僕が打ってもほぼストレートから少しドロー目の球になりました。この組み合わせだとドローヒッターは少しつかまりすぎて左が怖いかもしれませんね。純正シャフトには同じ「TENSEI」でも「1K WHITE RIP」という少ししっかりしたものもあるので、それにした方がいいと思います。
飛距離はしっかりと出ますが、僕の感覚だとやはりドライバーよりは少しだけ飛ばないかなという感じ。平均飛距離で考えると10〜15ヤードくらいは飛ばないんじゃないかと思いました。ただシャフトが短くて振り抜きもいいし、しっかりとつかまる感じもあるので、方向性の安定はあると思います。距離短めのホールや狭めのホールでのティショットにはドライバーよりも活躍してくれそうな感じがします。

次に地面からも打ってみました。平らなフェアウェイから打ってみたのですが、構えてみるとヘッドの大きさ的には安心感はあるのですが、ディープフェースな分だけ「ボール上がるかな?」という気持ちに少しなりますね。
打ってみると、思ったよりも球は上がりました。流石にラクに高弾道というわけにはいきませんが、中弾道くらいで飛んでいきます。「鍛造Lカップフェース」が効いているのか、少し薄めに当たっても結構球は上がるし、強い球になりやすかったです。シャフトもボールを上げてくれる動きをしてくれる感じがしました。
しかし少し沈んでいるラフなんかではやはりまともにヒットできないので、ライがいいときにしか地面からは打てないですね。また、ある程度のスキルも必要となってくるので、誰でも地面から打てるクラブではないかもしれません。
今回コースで「GTS300 Mini Driver」をがっつりと試打してみましたが、かなり使えるクラブだと感じました。決して簡単なクラブではないとは思いますが、セカンドドライバーとしてはとても使い勝手が良さそうだし、大きなヘッドがうまく振れなくて悩んでいる人には、悩みを解決してくれるクラブとなる可能性もありそうです。フェアウェイウッドのように地面から打つのも、多少のスキルがあれば思ったよりは難しくないので、スプーンの代わりにバッグに入れるというのもアリかもしれません。
ミニドラに興味のある人は、ぜひ一度試打してみる事をお勧めします。
ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ。
京都府出身。様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラムを寄稿。
毎週水曜の22時からYouTubeライブで生放送「野村タケオゴルフバカTV!」を放送中。




















