深山 打球が上がりやすくて安心感がある。これは楽! やさしいけど、決して競技ゴルファーが使えないアイアンではない。

五十嵐 『G440』はターゲットゴルファーの幅が広いアイアンです。ピンのツアープレーヤーでもロングアイアンを『G440』にしている選手はいます。

深山 打感も好き。私は軟鉄鍛造の柔らかすぎる打感があまり好きではないので、『G440』のようなマイルドさの中にも芯があるフィーリングが気持ちいい。

五十嵐 ピンは打感にもすごくこだわっていて『G440』に搭載しているピュアフレックスには余計な振動を抑える効果があり、それが打感の良さにつながっていると思います。

今年7月に発売された『G740』も打ってもらった。

深山 『G740』は気持ちいいくらい飛ぶ! 今まで使っていたアイアンよりも少しヘッドサイズが大きいけど、このくらいのアイアンが最近は振りやすい。

小倉 安定したストレートフェードでしたね。

深山 左に行かないのは安心。コンパクトで重心距離が短いとヘッドが返りやすくなるため、左へのミスが気になる。『G740』はそれがないのが良かったです。

小倉 今使っているアイアンとはかなりタイプが違いますけど…。

深山 もし色がシルバーだったら少し大きさが気になったかもしれないけど、ブラックだから締まって見える。でも『G440』も良かったからね。ちょっと迷いますね。

最後は『iシリーズ』の2モデル。まずは『i540』から打ってもらった。

深山 今日打ったアイアンで一番びっくりした。見た目と飛距離が全然違う。決して大きいタイプのヘッドじゃないのにすごく飛ぶ。初速が速い。これも簡単です。

五十嵐 『i540』は中空設計による寛容性と飛距離性能に特徴のあるアイアンですね。

深山 このアイアン中空なの!? 中空の打感じゃないし、フォージドアイアンかと思いました。

五十嵐 フィッティングをしていても気づかれない方は多いです。『i540』は中空部分に空気を閉じ込めた『inR-Air(インナーエアー)』テクノロジーが搭載され、心地の良い打感へと進化しています。

深山 ただ飛ぶだけじゃなくて、イメージしている高さにすごいスピードで飛んでくれるのがいいですね。

そして一番最後に打ってもらったのが、かつて使っていた『i230』の後継『i240』。

深山 アドレスしたときの顔はほぼ変わっていない。打感も飛距離もそれほど大きく変わっていませんが、打球が高くなったし、『i230』よりやさしく感じました。

五十嵐 前作よりも重心を低くして、慣性モーメントも大きくなっています。形状は一般的なツアーモデルのアイアンですが、慣性モーメントはポケットキャビティアイアンと同じくらいあります。

深山 直進性が高い。基本的にはアイアンでもあまり打球を曲げて狙うタイプじゃないから、これくらいストレートに飛んでくれたほうがいい。

小倉 『i210』『i230』もツアーモデルのアイアンとしては寛容性が高かったけど、それでも「やっぱりちょっと難しい」と思っていた人に『i240』はピッタリだと思います。

来年のクラチャン4連覇に向けて、オススメのアイアンは?

小倉 難しいところですね。今使っているアイアンに近いのは『ブループリントS』や『i240』ですけど、意外と『G740』とか『i540』と相性が良かったし、『G440』の評価も高かった。

五十嵐 深山さん自身の希望として、今までのアイアンと大きく変えたいということであればコンボセットがいいと思います。

深山 コンボセットはすごく興味あります。

五十嵐 最近はフィッティングをしていてもコンボセットになるケースが多いです。今回の深山さんだと、4番、5番を『G740』、6番と7番を『G440』、8番からPWを『i540』にして、あとはロフト角、ライ角を調整すればバランスの良いセッティングになると思います。

深山 そのセッティングだとセカンドショットが簡単になりそう。次の試合が楽しみです。

深山 今まで僕は『G440』を色んな人に勧めていましたけど、今度からは『i540』もそれに加えます。競技に出ている人にも喜ばれそう。

小倉 50、60代の競技ゴルファーが『i540』を使うと無敵感あります。はじめて打った人は見た目と飛距離のギャップにビックリするでしょうね。

五十嵐 ピンの認定フィッターは全国にいますので、そこでフィッティングしてもらえれば、どんなゴルファーでも自分に合ったアイアンが見つかると思います。

「今まで軟鉄鍛造系のツアーモデルを使っていたけど、最近のアイアンは固定概念をなくして打たないとダメ。ゴルフ40年やっていても勉強になりました」

G740

●SPEC
ヘッド素材/17-4ステンレススチール
仕上げ/ブラックPVD仕上げ
ロフト角(7I)/28度
シャフト/ALTA J CB BLUEなど
価格/3万1900円〜(1本)


G440

●SPEC
ヘッド素材/ハイパー17-4ステンレススチール
仕上げ/ハイドロパールクローム仕上げ
ロフト角(7I)/29度
シャフト/ALTA J CB BLUEなど
価格/2万9700円〜(1本)


i540

●SPEC
ヘッド素材/マレージング鋼C300(フェース)、17-4ステンレススチール(ボディ)
仕上げ/ハイドロパールクローム仕上げ
ロフト角(7I)/29度
シャフト/N.S.PRO 950GH neoなど
価格/3万9600円〜(1本)


i240

●SPEC
ヘッド素材/431ステンレススチール
仕上げ/ハイドロパールクローム仕上げ
ロフト角(7I)/31.5度
シャフト/N.S.PRO 950GH neoなど
価格/3万1900円〜(1本)


ブループリントS

●SPEC
ヘッド素材/8620カーボンスチール
仕上げ/ハイドロパールクローム仕上げ
ロフト角(7I)/33度
シャフト/N.S.PRO MODUS³ TOUR 120など
価格/3万6300円~(1本)


ブループリントT

●SPEC
ヘッド素材/8620カーボンスチール
仕上げ/ハイドロパールクローム仕上げ
ロフト角(7I)/33度
シャフト/N.S.PRO MODUS³ TOUR 120など
価格/3万6300円~(1本)