ザンダーが世界トップの技術を披露

イベントでは、デサントのパフォーマンスウェアを着用したシャウフェレが、ドライバーやアイアンのデモンストレーションを実施。「デサントのウェアは、プレーするときの操作性など、とても気持ちがいい」と話し、今回のトーナメントでも、コラボウェア「g-arc」を着用してプレーすると明かした。

「ローフェードを打って」というリクエストにも答え、さらに「フルショットを見せて!」との声には「まかせて!」と豪快なショット。ティを高くし、スタンスを広げ、肩で調整するなど、ショットのポイントも解説した。

その後、12番ホールへ移動し、3人でトーク&ラウンドを実施。渡邉から「PGAツアーで難しいポジションから打つ際の判断基準は?」と聞かれると、距離だけでなく、グリーンの硬さや柔らかさ、風など、すべての要素を見て判断すると説明。風が強い日は番手を上げることなども伝授。

岡嵜から「苦手なコースの時はどう対処していますか?」と聞かれると、「一番いいのは(君が)19歳ということ(笑)」とユーモアで返しつつ、快適な気持ちを安定させ、練習を重ねて「自分は必ずできる」という自信につなげることが大切だとアドバイス。

130ヤードのパー3ホールでは、渡邉、岡嵜が8番、シャウフェレがピッチングを選択。最後に打ちニアピンを取ったシャウフェレは「2人のボールを見て判断した」とイタズラな笑顔を見せる場面も。

グリーン上では岡嵜から練習法について質問され、鏡を使ってセットアップを確認し、バランスを取る練習を5分ほど行っていると紹介。プレー中には「ナイスバーディ」「ナイスパー」と声を掛け合い、シャウフェレが日本語で「チョット!ミギ!」と教える場面もあった。

誰から打つかと聞かれると「Ladies first」と答えて笑いを誘うなど、終始和やかなラウンドとなった。

「優しかった」「勉強になった」と2人

ラウンドを終え、渡邉は「優しかったです。インパクトもすごいし、勉強になりました」とコメント。岡嵜も「プレーもすごくかっこよくて勉強になりました」と振り返った。

シャウフェレは2人について、渡邉には「6回優勝していることが分かった」、岡嵜には「19歳、若い。これから楽しみ」とコメントし、「Good luck」とエールを送った。

トークセッションでは「変えないこと」の大切さを語る

トークセッションでは、渡邉から練習やトレーニングについて質問。シャウフェレは、オフシーズンには上半身や足など体づくりに力を入れ、調子が良くても悪くても同じルーティンで準備していると語った。

また、キャディや父、メンタルコーチなどのチームを変えず、同じ練習ドリルを続けていることも明かした。

ミスショット後については、「これが私の仕事で、長年やっていること」と考え、「ショウガナイ」と気持ちを切り替えるという。

今後の目標として、岡嵜は「まずはプロテスト合格、その先はレギュラーツアーでプレーして、リスペクトされる選手になりたい」と語り、シャウフェレから「ガンバッテ」と激励された。渡邉は「常に自分の限界に挑戦していきたい」とコメント。シャウフェレは「優勝してグランドスラムを達成すること」、そして日本ツアーにも挑戦したいという目標を掲げた。

ディフェンディングチャンピオンとしての大会への意気込みを聞かれると、「エキサイティングだね。興奮している」と笑顔で答えた。今大会の18番ホールに関して聞かれ、「タイヘン!」と日本語で表現し、バンカーや30ヤード長くなった距離、変化したグリーンを理由に難しさを説明したザンダーだが、その表情には、難しさを楽しむ余裕と、ディフェンディングチャンピオンとしての揺るぎない自信がみなぎっていた。

イベントの最後には、マスターズの「チャンピオンズディナー」をイメージし、銀座・久兵衛の寿司が振る舞われた。

「優勝したら鮨を食べたいね」と笑顔を見せたシャウフェレ。横浜で再び栄冠を手にし、今度はチャンピオンとして寿司を味わうことができるのか。期待を残して、イベントは幕を閉じた。