最終ホールで強気のバーディーパットを沈めてガッツポーズ
最終ホールの18番で10メートルほどの長いバーディーパットを決めた松山はガッツポーズを見せました。
「強く打ったら、入るかな」と振り返ったパットは入らなければ大きくオーバーしそうな勢いでしたが、松山はカップイン前から入ることを確信して歩いていました。
まるで優勝した2021年の再現シーン
このシーンは、まるで優勝した2021年大会(当時はZOZOチャンピオンシップ)の最終日の再現でした。
この時は最終日にふたつのイーグルを奪って65。2位に5打差をつけて圧勝しているのですが、ひとつめのイーグルだった6番パー5では、やはりカップイン前から歩き出して、ガッツポーズしています。
これを思い起こさせる形でのフィニッシュでした。
最難関ホールでバーディー奪う
18番パー4のこの日の平均スコアは4.319で最難関ホールでした。
ここでバーディーを奪ったのは、松山の他に5人しかいません。
さらに難易度5位の12番パー4(バーディー9人)。
6位だった3番パー3(同8人)といずれも一桁の人数しかバーディーが出なかったホールで松山はスコアを伸ばしました。
首位のブリッジマンは8バーディーのうち6個が難易度ランキング二桁、つまりやさしめのホールでバーディーを奪っていたのとは対照的です。
そのブリッジマンとの4打差はやや離されたようにも見えますが、松山の6バーディーはこの日全体8位の多さでした。
リーダーズボードに現れているスコアの数字だけではわからない、その中身を見てみると、首位に引けをとらない内容といっていいものです。

前日は腰痛でプロアマ途中棄権も、流れ切らさないさすがのプレー
前日は腰痛のためにプロアマ戦を12ホールで途中棄権していました。
この日は3バーディーを先行させながらボギーふたつで後退。
後半に入って12、15番でバーディーを奪った後の16番と17番と難易度の高いホール(2位、9位)でバンカーに入れたものの、いずれもきっちりサンドセーブしていい流れを切らすことはありませんでした。
それが最難関18番でのバーディーフィニッシュにつながったのかもしれません。
この上がり3ホールのプレーについては松山も「すごく大きかったんじゃないかな、と思います」と自己評価しました。
気がかりな腰の状態については「試合に出ている以上、関係ないです」と言い切りました。
初日から18番グリーンサイドを取り囲んだ大ギャラリーを大興奮させたプレーを、2日目以降も見せ続けてほしいものです。
(取材・文/森伊知郎)














