アホウドリ(アルバトロス)、-3、☆マークが描かれたウエアで

この日、桑木が身にまとったポロシャツは、勝負カラーともいえる黄色をベースにしながら、実に凝ったデザインとなっていました。

気持ちよさそうに羽ばたいているのはアホウドリ。

英語にすると「アルバトロス」で、5月の「ブリヂストンレディス」最終日にツアー史上12人目の達成者となった快挙を記念するもので、さらにはホールの規定打数より3打少なくホールアウトしたことにちなんで「-3」の文字と、スコア速報などでは☆マークで表示されることから星のマークも描かれています。

それぞれの意味を、自ら指さしながら説明してくれました。

ラウドマウス創始者が自らデザイン 超大物なみの厚遇

このウエアは、桑木がアパレル契約するラウドマウスの創始者でもある「ウッディー」ことスコット・エドワース氏が、アルバトロスと「AIG全英女子オープン」制覇とふたつの快挙をお祝いして、自らデザインしたものです。

ホームページを見ても、特定の個人モデルというのは他になし。

本国であるアメリカのサイトでも他にあるのはジョン・デーリーぐらい。

知名度でいえば世界的な超大物と同等の扱いという厚遇です。

実は今週は“ホステス大会”

今大会の主催者は名称にもなっている富士通ですが、協賛には桑木が所属契約する大和ハウス工業も名前を連ねています。

前週の「スタンレーレディスホンダ」は、大会の特別協賛社だった本田技研工業と所属契約を結ぶ岩井明愛が優勝したばかりなので、プロゴルファーとしては発奮しないわけにはいきません。

アルバトロス達成のコースとはわずか10キロほどの距離

巻き返しを狙って「アルバトロスシャツ」を初めて着たこの日は13番パー3では初日と2日目のボギーに続いてこの日はダブルボギーを叩いてしまうなどで、スコアはイーブンの72。

「ショットもパットも気持ち悪くて、ある意味(今シーズンで)一番かみ合っていない時期かもしれません」とプレーを振り返りました。

今大会では初出場した2022年から7→7→3→2位と順位を上げ続けています。

2022年には1イーグル、7バーディー、1ボギーの64をマークするなど、最終日の平均スコアは67を誇っています。

開催コースの東急セブンハンドレッドクラブと5月にアルバトロスを達成した袖ヶ浦カントリーCCとはそれぞれの最寄り駅がわずかふたつ隣で、直線距離でも10キロほどしか離れていません。

12アンダーで首位タイの鈴木愛、イ・ミニョンとは6打差がついていますが、最終日は5か月前の快挙に迫るプレーを見せてほしいものです。

(取材・文/森伊知郎)