「調子が悪い時にクラブは替えない」鈴木愛 その理由は

鈴木は3月の開幕戦「ダイキンオーキッド」以来、バッグの中の14本を全く入れ替えていません。

その理由はオフにアリゾナ州のピン本社まで足を運んで調整したクラブが絶対に合っているはず」という信頼があるからこそ。

それでもシーズン中には棄権や3戦連続予選落ちなどがあり、クラブを替えたくなってもおかしくないはずですが「調子が悪い時に替えると自分が悪いのか、替えたクラブが合っていないのか、わからないから嫌なんです。悪いのは自分の腕ですから」のポリシーで1本も入れ替えずに戦い続けています。

何かと理由をつけてはクラブを買い替えることの多いアマチュアは見習いたいこのスタンスですが、他の選手からもぜひ参考にしたい言葉があったので、ご紹介します。

調子の波をクラブのせいにせず、開幕から同じセッティングを使う鈴木愛。

「先週の左足上がりの余韻が残っていた」吉田鈴は、こう調整して2週連続トップ10に

4位だった前週の「スタンレーレディスホンダ」に続いてのトップ10となったのが吉田鈴でした。

富士山の裾野でアップダウンのある東名CCと、比較的平らな東急セブンハンドレッドクラブとでコースの趣きが大きく異なることもあり、2週連続でトップ10入りしたのは吉田の他には古江彩佳と荒木優奈だけでした。

とはいえ吉田も「全然コースが違うので、距離感とかを合わせるのが大変でした」と楽なプレーではなかったことを打ち明けます。

さらには「(東名CCでは)左足上がりの傾斜が強いところからのショットが多かったので、右足にすごい重心がかかって、その余韻みたいなのが残ってしまっていた」のだそうです

プロといえども、それではショットに狂いが生じかねません。

そこで修正のために「体重配分や右足の使い方を意識しました」と説明してくれました。

傾斜からナイスショットできた直後に平らなライからミスショットをして「こっちの方が簡単なはずなのに、なぜ?」という経験があるかもしれませんが、それはショット時の体のバランスや使い方が「傾斜モード」になったままというのも原因にあるのではないでしょうか。

このようなケースでは吉田を見習って、せめて次のショットの前に素振りなどでバランスなどを再確認するのが良さそうです。

傾斜モードになっていた体のバランスを修正して連続トップ10入りを果たした。(写真/Getty Images)

「体が硬くなってきて飛距離が落ちた」堀琴音はなぜ「優勝を狙う」と言えるようになったのか

「富士通レディース」最終日に一時首位に立つなどで3位になった堀琴音は「30歳になって体が硬くなってきたりして、飛距離が落ちた」と打ち明けました。

加齢で柔軟性がなくなって飛距離が落ちることに心当たりがある人も多いはず。

とはいえ「年齢って変えられないしゃないですか。年とっていっちゃうし、維持できないし」と言う堀のように受け入れなければならないことでもあります。

スタッツを昨シーズンと比べると平均飛距離は3ヤード超落ちています。

それでも結果が出せた理由は「アドレスからテークバックにかけての最初の1〜2秒がすごく大事だと思って、丁寧にやるようにしました」と教えてくれました。

トップ10は4月の「KKTバンテリン杯」以来今シーズン2度目。

昨年の「日本女子オープン」覇者も、今年はシードが危ういポイントランキングに低迷していたのが、1〜2秒を大事にすることで、「いい感じにフィーリングも戻って来ているので、残り試合で優勝目指して頑張りたいと思います」とまで言えるようになりました。

秋のゴルフシーズン真っ盛り。

女子プロたちの言葉を参考に、皆さんもより良いゴルフライフを!

(文/森伊知郎)