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ゴルフルールを深読み|距離計測機器を競技でも使えるようになったが…

80台で回るためにも覚えておきたい!深読みルール

2019/06/30 ゴルフサプリ 編集部

2019年より改正されたゴルフ新ルールでは、距離計測機器を競技でも使えるようになった。正確な距離を把握して安心感を持てショットに臨めることは、精神衛生上でも好ましいが、計測方法によっては違反行為に当たる場合がある。

距離計測機器を使ったプレーを愉しむためのポイントを押さえておこう。

距離計測機器を競技でも使えるようになったが……

【規則4.3a要約】
・距離や方向に関する情報を得るための用具(距離計測機器など)は使える。
・高低差の計測は禁止、また傾斜の測定にクラブ以外の用具は制限がある。
・風に関する情報を得るために“人工物”を使用することはできない。

戦略の決定に関わらない事実確認はОK

電子的な距離計測機器は、新規則で使用が認められたが、欧米のプロツアーでは使用禁止としたところが多い。

これは、機器を使うことがプレー技術の高いプロの世界に馴染まないのではなく、単純に計測によるプレーの遅延を防ぐためだろう。

計測が認められているのは2点間の直線距離だけであり、それは練習ラウンドなど事前に計測できる。競技中に測り直す必要はない。毎日変更されるピンポジションも、スタート前に周知される。

さて、そういったプレー環境ではないアマチュアの場合だが、スムーズなプレーに役立つのであれば、距離計測機器は大いに活用すべきだ。腕前のレベルはともかく、正確な距離を把握して安心感を持てショットに臨めることは、精神衛生上でも好ましい。

ちなみに、距離計測機器のプレーヤー間の貸し借り、計測した距離を教え合うことは違反行為にはならない。「このボール位置からバンカーの土手の上まで147ヤード、ピンまでは166ヤード」といった内容は、同伴プレーヤーに教えても構わない。

アドバイスの違反となるのは「だから5番アイアンでピンをデッドに狙ってもいいし、6番で手前に止めてもいい」とか「でも少しフォローだから、計算に入れるといいよ」といった〝戦略の決定〟に関する〝意見〟だ。

2点間の距離は〝不変の事実〟だから、伝えてもOKだが、風向きなど〝変化するものの情報〟や〝判断に対する意見〟はNGというわけだ。

距離計測機器が番手を指示するようになったら、ゴルフもオシマイ?

なぜ高低差や傾斜、風速は計測できない?

ここで気になるのは、高低差の計測が認められないこと。高低差も数値で表せれば〝不変の事実〟だから、計測してもいいように思える。

だが、実はこの〝数値の計測〟をする行為自体が問題。たとえば傾斜角7度の打ち上げだと、実際のピンの距離まで傾斜なりに167ヤードあったとして、水平距離だと約165ヤード。たった2ヤードしか変わらないが、高低差は20ヤードにもなり、番手の変更を検討しなければならないはず。

この20ヤードを〝計測〟するのはゴルフのプレーにとってプラスかどうか、ということ。前回でも述べたように、ゴルフはターゲットゲーム。目標へボールを運ぶための状況判断がその妙味である限り、数値的な情報は〝直線距離〟だけにしたい、というR&Aの考え方が感じられる。

つまり、自然の起伏である傾斜の度合いや、風などの自然現象は〝計測〟すべきではなく〝読み取って判断する〟ものにしたいわけだ。

パターを吊ってグリーンの傾斜を〝大まかに〟読むのはOKでも、ペットボトルを置いて傾斜角を確認するのはダメ。芝をちぎって飛ばして風向きや風速を〝予測〟するのは構わないが、人工物の粉を飛ばしたり、ハンカチやタオルをなびかせたりして厳密に〝計測〟するのはダメ。

新規則では、合理的でスムーズなプレースタイルやプレー速度のアップを目指しているが、こと〝状況判断こそプレーヤーの愉しみ〟という部分を損なわないための線引きは、しっかりと残されているようだ。

[関連]2019年 ゴルフ新ルールへ大改正!OB・ドロップ・パットなど変更点まとめ


イラスト/庄司 猛

GOLF TODAY本誌 No.565 115ページより

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