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飛ばしに体重移動は不要!両ヒザを前後に動かす&インパクトで両ヒザを伸ばすことが大切

2023/05/30 ゴルフサプリ編集部

あと一歩で念願の90切り!そんなチャンスに恵まれながら、最後でミスが出てしまった………。今ではつねに80台で回れるゴルファーたちにも、そんな悔しい経験がたくさんあるはずだ。
90切りに欠かせないスイング論とメンタル学を磨いて日々精進していこう。

1軸のヒザ使いで飛距離アップ

体重移動を使うより自分の体重をフルに利用するのが合理的

上半身の使い方をマスターすればボールが打てるようになりますが、下半身がうまく連動しないと飛距離は出せません。下半身は上半身の約3倍の力を出せるほどの筋力がありますから、下半身のパワーを効率よく引き出すことを考えましょう。

ポイントは両ヒザの前後の動きです。バックスイングでは左ヒザが前に出て、右ヒザが伸ばしていきます。そうすれば右腰がスムーズに回転し、肩も90度近く回せます。

バックスイングで左ヒザを右ヒザに近づけたり、右足に体重を乗せたりしないことが大切です。

そしてバックスイングで曲げていた左ヒザをインパクトで徐々に伸ばしていきます。さらにインパクトの瞬間では右ヒザも一緒に伸ばして、スキーのジャンパーのごとくツマ先立ちで飛び上がるような姿勢をつくりましょう。

両ヒザを積極的に伸ばすことで「自体重による反作用」のエネルギーが得られ、大きなパワーが生まれます。

飛ばしに体重移動はいりません。両ヒザを前後に動かすことと、インパクトで両ヒザをしっかり伸ばすことが大切なポイントです。

バックスイングでは左ヒザが前に出て右ヒザを伸ばしていく。

インパクトでは両ヒザを積極的に伸ばしてボールを打つ

スキーのジャンパーのイメージで両ヒザを一気に伸ばし、自体重による反作用のエネルギーを引き出すのがコツ。

インパクト後も左ヒザが伸びたままで、右ヒザが前に動く。

【POINT】
1.ヒザは前後に動く
2.体重移動をしない
3.自体重を利用する

95⇒85の『10の鉄則』|上手なパター選びもスコアアップに直結

マレット型のパター(左)はショートパット向きだが、ピン型(右)はロングパット向き。

パターにはストレートに振りやすく直進性の高いマレット型や、緩やかなインサイドインの軌道でストロークしやすいピン型やL型などがあります。マレット型はショートパットが打ちやすく、ボールのコロがりが伸びるピン型などはロングパットが打ちやすいといえます。自分の苦手を克服するためにもパターを上手に選びましょう。


90切りに成功する思考法を学ぶ

 メンタル理論編 VOL.7も読む

スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編

 VOL.6(前回)を読む VOL.8(次回)を読む

小暮博則
(こぐれ・ひろのり)

1971年11月27日生まれ。
明大ゴルフ部を経て2004年プロ入会。
ドライビングレンジ日比谷等にて「左重心スイング」レッスン、企業コーチ、オンラインレッスンが好評。

協力/久邇カントリークラブ

GOLF TODAY本誌 No.567 114〜115ページより

<スイングテクニック編>
●Vol.1:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.1
●Vol.2:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.2
●Vol.3:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.3
●Vol.4:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.4
●Vol.5:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.5
●Vol.6:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.6
●Vol.7:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.7
●Vol.8:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.8
●Vol.9:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.9
●Vol.10:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.10

【関連】
スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル理論編 VOL.1